◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月22日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章41節~43節】
5:41 そして、その子どもの手を取って、「タリタ、クミ。」と言われた。(訳して言えば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味である。)
5:42 すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた。
5:43 イエスは、このことをだれにも知らせないようにと、きびしくお命じになり、さらに、少女に食事をさせるように言われた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。明日は第6章に入って行きたいと思います。
「タリタ、クミ」
この言葉は、まさしく「神の言葉」です。その意味は、「少女よ。起きなさい」です。
主イエスは、その前に言われました。「死んだのではない。眠っているのです」と。
それだからこそ、「タリタ、クミ」なのです。「生き返れ」でもなく、また「よみがえれ」でもなく、「起きなさい」なのです。
すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めました。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた、とあります。
この時、両親はどのような反応を示したのでしょうか。たった一人の大切な娘が、起き上がったとしたら、驚くよりも、喜びに満ち溢れるのではないでしょうか。
よって、非常な驚きに包まれた「彼ら」とは、3人の弟子たちのことを表わしています。
さて、主イエスは、このことをだれにも話さないようにと、厳しく命じられました。そして、さらに、その女の子に食事をさせるようにと言われたのです。
死んでいたとしたら、食事をするわけはありません。本当に生きているのなら、食事をするはずだからです。実はこの事は、主イエスの復活後の現われの時の伏線なのです。
ルカは、
『これらのことを話している間に、イエスご自身が彼らの真中に立たれた。彼らは驚き恐れて、霊を見ているのだと思った。すると、イエスは言われた。
「なぜ取り乱しているのですか。どうして心に疑いを起こすのですか。私の手や私の足を見なさい。まさしく私です。私にさわって、よく見なさい。霊ならこんな肉や骨はありません。私は持っています。」
それでも彼らは、嬉しさのあまりまだ信じられず、不思議がっているので、イエスは、「ここに何か食べ物がありますか。」と言われた。
それで、焼いた魚を一切れ差し上げると、イエスは、彼らの前で、それを取って召し上がった。(ルカ24:36~24:43)』と書き記しています。
聖書における、主イエスによる最初の「死人のよみがえり」は、ヤイロの一人娘でした。しかし、やがて彼女は成人し、年を経て、再び召されたことは言うまでもないことです。》