◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月23日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書5章22節~24節・35節~43節】
5:22 すると、会堂管理者のひとりでヤイロという者が来て、イエスを見て、その足もとにひれ伏し、
5:23 一生懸命願ってこう言った。「私の小さい娘が死にかけています。どうか、おいで下さって、娘の上に御手を置いてやって下さい。娘が直って、助かるようにして下さい。」
5:24 そこで、イエスは彼と一緒に出かけられたが、多くの群衆がイエスについて来て、イエスに押し迫った。
5:35 イエスが、まだ話しておられるときに、会堂管理者の家から人がやって来て言った。「あなたのお嬢さんは亡くなりました。なぜ、このうえ先生を煩わすことがありましょう。」
5:36 イエスは、その話の言葉をそばで聞いて、会堂管理者に言われた。「恐れないで、ただ信じていなさい。」
5:37 そして、ペテロとヤコブとヤコブの兄弟ヨハネの他は、だれも自分と一緒に行くのをお許しにならなかった。
5:38 彼らはその会堂管理者の家に着いた。イエスは、人々が、取り乱し、大声で泣いたり、わめいたりしているのをご覧になり、
5:39 中にはいって、彼らにこう言われた。「なぜ取り乱して、泣くのですか。子どもは死んだのではない。眠っているのです。」
5:40 人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスはみんなを外に出し、ただその子どもの父と母、それにご自分の供の者たちだけを伴って、子どものいる所へはいって行かれた。
5:41 そして、その子どもの手を取って、「タリタ、クミ。」と言われた。(訳して言えば、「少女よ。あなたに言う。起きなさい。」という意味である。)
5:42 すると、少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた。
5:43 イエスは、このことをだれにも知らせないようにと、きびしくお命じになり、さらに、少女に食事をさせるように言われた。
◎ショートメッセージ
《今日は、「ヤイロの娘のよみがえり」の奇跡のまとめとなります。
何度も書き記していますが、この奇跡は、三つの共観福音書に書き記されています。よって非常に大切な真理を私たちに教えていることになります。
それは、主イエス様は「命の君」であると言うことです。主が救い主であられるのは、命を与えて下さるからです。ヤイロの娘は、死んでからまだ一時間も経っていなかったと思われます。まだ、体の温もりは残っていたに違いありません。このような状態の時に、蘇生する場合もあるかも知れませんが、確かに娘は死んでいたのです。主の一言で、彼女の霊は彼女の体に戻り、目を開けることになります。そして、主の言葉は、彼女の病をも一瞬にして癒されたのです。
このお方を信じる者には、「永遠の命」が与えられるのです。ヤイロの娘がよみがえった時に、家族全員が救われました。明日から、第6章に入ります。》