◇◆◇日々のみ言葉
2023年6月24日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書6章1節~3節】
6:1 イエスはそこを去って、郷里に行かれた。弟子たちもついて行った。
6:2 安息日になったとき、会堂で教え始められた。それを聞いた多くの人々は驚いて言った。「この人は、こういうことをどこから得たのでしょう。この人に与えられた知恵や、この人の手で行なわれるこのような力あるわざは、いったい何でしょう。
6:3 この人は大工ではありませんか。マリヤの子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではありませんか。その妹たちも、私たちとここに住んでいるではありませんか。」こうして彼らはイエスにつまずいた。
◎ショートメッセージ
《主が故郷ナザレに行かれたのは、公生涯において3度と伝えられています。この記事は2回目にあたります。
最初に訪れた時は、荒野における悪魔の40日間の試み(誘惑)のすぐ後でした。ルカによりますと、
『それから、イエスはご自分の育ったナザレに行き、いつものとおり安息日に会堂にはいり、朗読しようとして立たれた。すると、預言者イザヤの書が手渡されたので、その書を開いて、こう書いてある所を見つけられた。
「私の上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、私に油を注がれたのだから。主は私を遣わされた。捕われ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」
イエスは書を巻き、係の者に渡してすわられた。会堂にいるみなの目がイエスに注がれた。イエスは人々にこう言って話し始められた。
「きょう、聖書のこのみ言葉が、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」
みなイエスをほめ、その口から出て来る恵みの言葉に驚いた。そしてまた、「この人は、ヨセフの子ではないか。」と彼らは言った。イエスは言われた。
「きっとあなたがたは、『医者よ。自分を直せ。』というたとえを引いて、カペナウムで行なわれたと聞いていることを、あなたの郷里のここでもしてくれ、と言うでしょう。」
また、こう言われた。
「まことに、あなたがたに告げます。預言者はだれでも、自分の郷里では歓迎されません。私が言うのは真実のことです。エリヤの時代に、三年六か月の間天が閉じて、全国に大ききんが起こったとき、イスラエルにもやもめは多くいたが、エリヤはだれのところにも遣わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女にだけ遣わされたのです。また、預言者エリシャのときに、イスラエルには、らい病人がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめられました。」
これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘のがけのふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。しかしイエスは、彼らの真中を通り抜けて、行ってしまわれた。(ルカ 4:16~4:30)』と書かれています。
この時には、主はお一人であったのです。それゆえ、崖から突き落とされそうになりました。しかし今回は違います。屈強な十二弟子たちがお守りしているのです。》