◇◆◇日々のみ言葉
2023年7月20日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書6章52節】
6:52 というのは、彼らはまだパンのことから悟るところがなく、その心は堅く閉じていたからである。
◎ショートメッセージ
《現代訳を、昨日の箇所と共に掲載します。
『6:49 弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、幽霊だと思い、叫び声を上げた。
6:50 弟子たちは皆、イエスを見て、おびえてしまったのである。しかしイエスはすぐに、「安心しなさい。私だ。恐れることはない。」と言われた。
6:51 そして舟に乗り込まれると、風はやんだ。彼らは、心の中でひどく驚いた。
6:52 というのは、彼らはまだパンの奇跡のことを理解できずにいて、心を堅く閉ざしていたからである。』
主イエス様は、公生涯において多くの奇跡をなさいました。しかし、その奇跡は、主イエス様の神の御子としての現われではなく、主を通して、聖霊様が成された御わざであったのです。それは、やがて十二弟子たちが、主と同じ働きをする為にも、その道しるべとなられたからです。
しかし、聖書は、二回だけ、紛れもなく、神の御子として、あるいは創造主として、ご自身が持っておられる力を明確にされた場面を書き記しています。
一つは、一瞬にして荒れ狂う風と波を一声で静めた場面です。「だまれ。静まれ」と。
もちろん、この時にも、十二弟子の見ている中において、奇跡を行なわれました。
そして、もう一つが、今回のこの奇跡であって、湖を歩いて来られました。ご自身こそが「神の御子」であることを、あえて弟子たちの前で、行なわれ体験させたのです。
しかし、今日の箇所で、マルコはこのように述べています。
「というのは、彼らはまだパンのことから悟るところがなく、その心は堅く閉じていたからである。」(新改訳)
「というのは、彼らはまだパンの奇跡のことを理解できずにいて、心を堅く閉ざしていたからである。」(現代訳)と。
彼らは、主イエス様が、「神様」であることを、まだ悟ることが出来なかったのです。》