◇◆◇日々のみ言葉
2023年7月25日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書7章5節~8節】
7:5 パリサイ人と律法学者たちは、イエスに尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人たちの言い伝えに従って歩まないで、汚れた手でパンを食べるのですか。」
7:6 イエスは彼らに言われた。「イザヤはあなたがた偽善者について預言をして、こう書いているが、まさにそのとおりです。『この民は、口先では私を敬うが、その心は、私から遠く離れている。
7:7 彼らが、私を拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』
7:8 あなたがたは、神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っている。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。再度ですが、現代訳を掲載します。
『7:5 パリサイ派の人たちと律法学者たちは、イエスに尋ねた。「あなたの弟子たちは、どうしてユダヤ教の言い伝えに従って生活しないで、手を洗わぬままパンを食べるのですか。」
7:6 イエスは彼らに言われた。「お前たち偽善者のことを、旧約の預言者イザヤを通して、神様はこう言っておられますが、まさにその通りです。『この民は、口先では私を敬っている。しかし、その心は私から遠く離れている。
7:7 彼らは人間の戒めを神の教えとして教えながら、私をいたずらに拝んでいる。』
7:8 お前たちは、神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っています。」』
今日は、主イエス様の、パリサイ人と律法学者たちの質問に対するお答えについて考えて見たいと思います。
パリサイ人や律法学者たちは、旧約聖書に通じていました。しかし、そこに書かれた神の言葉に従うことよりも、ユダヤ教の「昔の人の言い伝え」に従っていたのです。もちろん、主イエス様は、ミシュナをすべてご存知です。知っておられるからこそ、彼らの矛盾をあばくことが出来るのです。
彼らは、ミシュナに書かれたことを守ることが、神の言葉に従うことと考えていたのです。そして、守ることによって、自分たちこそが、最も聖い存在であると自称していたのです。すなわち、自分たちこそが、神が認める「清められた存在」だと言うのです。
しかし、イザヤはこう言います。
『主は言われた。「それは、この民が口先で私に近づき、唇で私を敬いながら、その心が私から遠く離れているからだ。彼らが私を恐れるのは、人間の命令を教え込まれてのことである。(イザヤ29:13)』と。
そして、さらに、主は明確に彼らに言われます。
「あなたがたは、神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っている。」と。
この言葉は、神の御子であるからこそ、言えるのです。》