• 日々のみ言葉 2023年8月2日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年8月2日(水)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書7章24節~26節】
    7:24 イエスは、そこを出てツロの地方へ行かれた。家にはいられたとき、だれにも知られたくないと思われたが、隠れていることはできなかった。
    7:25 汚れた霊につかれた小さい娘のいる女が、イエスのことを聞きつけてすぐにやって来て、その足もとにひれ伏した。
    7:26 この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生まれであった。そして、自分の娘から悪霊を追い出して下さるようにイエスに願い続けた。

    ◎ショートメッセージ
    《現代訳を掲載します。
    『7:24 イエスはそこを去って、ツロの地方に行かれた。家の中にはいられ、だれにも知られたくないと思っておられたが、隠れていることがおできにならなかった。
    7:25 悪霊につかれた小さな娘を持っている母親が、イエスのことを聞きつけ、すぐやって来て、その足もとにひれ伏した。
    7:26 この女はギリシヤ人で、シリア・フェニキヤの生まれであった。そして、自分の娘から悪霊を追い出して下さるようにと、イエスに願い続けた。』

     ツロとは、「岩」という意味で、最も有名なフェニキヤの港町のことです。シドンの南方約40.2キロ、カルメル山の北方約57.3キロの地点にあります。ツロの南端の海に突き出た山々や岬は、外敵の侵入を許さない自然の城壁でもありました。
     ユダヤ古代歴史家ヨセフォスは、ツロが出来たのは紀元前1217年と言っています。新約聖書にもツロの名は出てきており、主イエスがガリラヤからフェニキヤ沿岸に退かれたと記されています。それが、今日のみ言葉の聖書箇所になります。

     まず、「イエスはそこを去って」とは、カペナウムのシモン・ペテロの家のことを指しています。それから、主イエスの一行は、地中海沿岸地方に向かわれました。そして、フェニキヤの港町ツロに到着しました。

     しかし、ここでも主イエスの評判は広まっており、多くの人々が主の御もとにやって来たのです。
     ここに「家」が出て来ますが、これは宿のことを表わしていると考えられます。そこに、一人の女、すなわち、小さい娘のいる母親が、主イエスのことを聞きつけて、その足もとにひれ伏したのです。明日も続きとなります。》

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