• 日々のみ言葉 2023年8月3日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2023年8月3日(木)

    ◎聖書箇所【マルコの福音書7章24節~26節】
    7:24 イエスは、そこを出てツロの地方へ行かれた。家にはいられたとき、だれにも知られたくないと思われたが、隠れていることはできなかった。
    7:25 汚れた霊につかれた小さい娘のいる女が、イエスのことを聞きつけてすぐにやって来て、その足もとにひれ伏した。
    7:26 この女はギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生まれであった。そして、自分の娘から悪霊を追い出して下さるようにイエスに願い続けた。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。再度、現代訳を掲載します。
    『7:24 イエスはそこを去って、ツロの地方に行かれた。家の中にはいられ、だれにも知られたくないと思っておられたが、隠れていることがおできにならなかった。
    7:25 悪霊につかれた小さな娘を持っている母親が、イエスのことを聞きつけ、すぐやって来て、その足もとにひれ伏した。
    7:26 この女はギリシヤ人で、シリア・フェニキヤの生まれであった。そして、自分の娘から悪霊を追い出して下さるようにと、イエスに願い続けた。』

     昨日は、特に「ツロ」について考えて見ました。ツロとシドンは、ペアとも言えるほどに、天然の要害を持った、フェニキヤの港町でした。

     さて、この箇所において、一人の女性が登場し、主イエスの足もとにひれ伏したとあります。この女性は、ギリシヤ人で、スロ・フェニキヤの生まれであった、とマルコは書き記しています。
     スロ・フェニキヤとは、パレスチナ北部のレバノン山脈と地中海とにはさまれた南北に細長い地域を指し、新約時代の主要な町としては、ツロ、シドン、サレプタ、トレマイなどがありました。
     実は、ここで、不思議なことが浮かび上がります。この女性はギリシャ人であると言うことは、ギリシャ語で話したはずなのです。
     主イエスは、普段はアラム語を話し、またヘブル語をも話されましたが、ギリシャ語が話せたとは、聖書には書かれてはいません。
     とすると、この女性がアラム語で話しかけたのでしょうか。あるいは、マルコのような通訳がいたのでしょうか。しかし、二人の会話のやり取りから、通訳がいたとは考えられないのです。》

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