◇◆◇日々のみ言葉
2023年10月6日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書10章13節~16節】
10:13 さて、イエスにさわっていただこうとして、人々が子どもたちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちは彼らをしかった。
10:14 イエスはそれをご覧になり、憤って、彼らに言われた。「子どもたちを、私の所に来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。
10:15 まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」
10:16 そしてイエスは子どもたちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『10:13 イエスにさわっていただくために、人々が幼子たちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちは、彼らがうるさいので、しかりつけた。
10:14 すると、イエスはそれをご覧になり、憤って彼らに言われた。「幼子たちを追い返さないで、来るままにしておきなさい。その子たちが私の所に来るのを、邪魔しないように。神の国は、この幼子のような者たちの国です。
10:15 よく言っておきますが、確かに、あなたがたも悔い改めて、この幼子のように、素直に神の国を受け入れる者でなければ、神の国にはいることはできません。」
10:16 そして、イエスは幼子たちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。』
この出来事は、主イエス様が、カペナウムのシモン・ペテロの家に戻って来られた時のことだと思われます。
人々は、幼子たちを祝福していただく為に、みもとに連れて来たのです。ようやく、群衆から解放されて、シモンの家に戻ってくつろいでいる時に、母親たちが自分の幼子を連れて来たから、たまったものではありません。
弟子たちは彼らを叱ったとありますが、おそらく家長であるシモン・ペテロと弟アンデレが、彼らを叱りつけたに違いありません。すると、主は弟子たちに言われます。
「子どもたちを、私の所に来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」と。
この主の言葉をどのように解釈したらよいのでしょうか。幼子は純粋無垢と言われていますが、やはりアダムとイブの子孫には変わりなく、原罪を持って生まれて来ます。
主イエス様は、彼らが幼子だと言うことだけで、そのまま天の御国にはいることが許されると言われるのでしょうか。
ここで言われる主の真意は非常に難しいものがあると思うのです。ただ、「幼子の信仰」と言うことは良く分かります。
つまり、何も疑わない幼子のように、単純にかつ素直に、主イエス様を信じ信頼することこそが、大切であるということです。主は、私たち大人が忘れ去ってしまった事を、再び燃えがらせることを望んでおられるのです。》