◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月8日(水)
◎聖書箇所【マルコの福音書11章19節~21節】
11:19 夕方になると、イエスとその弟子たちは、いつも都から外に出た。
11:20 朝早く、通りがかりに見ると、いちじくの木が根まで枯れていた。
11:21 ペテロは思い出して、イエスに言った。「先生。ご覧なさい。あなたののろわれたいちじくの木が枯れました。」
◎ショートメッセージ
《この記事は、以前に学びました、マルコの福音書の11章12節から14節での出来事の続きとなります。その箇所を再度掲載します。
『翌日、彼らがベタニヤを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。
葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、それに何かありはしないかと見に行かれたが、そこに来ると、葉のほかは何もないのに気づかれた。いちじくのなる季節ではなかったからである。
イエスは、その木に向かって言われた。
「今後、いつまでも、だれもおまえの実を食べることのないように。」
弟子たちはこれを聞いていた。(マルコ11:12~11:14)』
夕方になりますと、主イエスと弟子たちは、エルサレムを出て、ベテニアに向かわれました。マルタとマリアとよみがえった弟ラザロの家に戻るためです。
そして、朝になりますと、再びエルサレムに向かわれたのです。弟子たちが、通りがかりに見ますと、いちじくの木が根もとまで枯れていたのです。
シモン・ペテロは、前日の朝に主イエス様がなさったことを思い出しました。
「先生。ご覧なさい。あなたののろわれたいちじくの木が枯れました。」
現代訳では、この出来事の意味を載せています。
『これは、イスラエル民族の運命を象徴するものであった。』と。
そして、聖都エルサレムにもたらされる大きな災いについても、預言していると言えるでしょう。
紀元70年、この時から約40年後に、エルサレムは陥落し、すべての城壁は崩されます。
この時点において、弟子たちは、主がなされたことの意味を悟ることは出来ませんでした。しかし、紀元70年、エルサレムから、かろうじて脱出した、主の兄弟ヤコブと使徒ヨハネは、身を持って知ったのです。》