◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月17日(金)
◎聖書箇所【マルコの福音書12章1節~5節】
12:1 それからイエスは、たとえを用いて彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を造って、垣を巡らし、酒ぶねを掘り、やぐらを建て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。
12:2 季節になると、ぶどう園の収穫の分けまえを受け取りに、しもべを農夫たちの所へ遣わした。
12:3 ところが、彼らは、そのしもべをつかまえて袋だたきにし、何も持たせないで送り帰した。
12:4 そこで、もう一度別のしもべを遣わしたが、彼らは、頭をなぐり、はずかしめた。
12:5 また別のしもべを遣わしたところが、彼らは、これも殺してしまった。続いて、多くのしもべをやったけれども、彼らは袋だたきにしたり、殺したりした。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:1 それからイエスは、たとえを使って、彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を造り、その周りに垣を巡らし、その中にしぼり場を設け、やぐらを建て、それを小作人たちに貸して、旅に出ました。
12:2 収穫の時が近づいたので、彼は自分の分を受け取ろうとして、しもべを小作人たちの所に遣わしました。
12:3 ところが、小作人たちは、そのしもべを捕まえて袋だたきにし、何も持たせずに送り返しました。
12:4 そこで、もう一度、別のしもべを遣わしましたが、彼らは頭をなぐって侮辱しました。
12:5 また、別のしもべを遣わしたところ、彼らはこれを殺してしまいました。そこで、次にはもっと沢山のしもべたちをやりましたが、小作人たちは彼らも袋だたきにしたり、殺してしまいました。』
主イエス様は、イスラエルの民が神様に対して行なった仕打ちについて、たとえを用いて教えています。しかもそれだけではなく、ご自身の十字架についても預言されたのです。
「ある人」とは、神様ご自身のことです。「ぶどう園」とは、イスラエルのことです。「小作人」とはユダヤ人のことです。そして、ぶどう園の主人が遣わした「しもべ」とは、預言者たちのことです。
ユダヤ人は、預言者を侮辱し殺したのです。神様が遣わした預言者の忠告に聞き従わないということは、神様に聞き従わないことであり、神様を侮辱したことになるのです。
そこで、ぶどう園の主人は最後の手に打って出ることになります。》