◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月18日(土)
◎聖書箇所【マルコの福音書12章6節~9節】
12:6 その人には、なおもうひとりの者がいた。それは愛する息子であった。彼は、『私の息子なら、敬ってくれるだろう。』と言って、最後にその息子を遣わした。
12:7 すると、その農夫たちはこう話し合った。『あれはあと取りだ。さあ、あれを殺そうではないか。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
12:8 そして、彼をつかまえて殺してしまい、ぶどう園の外に投げ捨てた。
12:9 ところで、ぶどう園の主人は、どうするでしょう。彼は戻って来て、農夫どもを打ち滅ぼし、ぶどう園をほかの人たちに与えてしまいます。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:6 その人には、もうひとり、愛する息子がいました。その人は、『私の息子なら、少しは恐れるに違いない』と言って、最後に、その息子を遣わしました。
12:7 ところが、小作人たちは、『あれは跡取りだ。さあ、あれを殺して、あれのものになるはずの、財産を手に入れてしまおう。』
12:8 こう言って、その子を捕まえ、ぶどう園の外に放り出した上、殺してしまいました。
12:9 ところで、このぶどう園の主人は、この小作人たちをどうするでしょうか。彼は戻って来て、この小作人たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えてしまうでしょう。』
このたとえは、明確に、主イエス様ご自身のことを預言しています。そしてエルサレムの運命まで預言しているのです。
「愛する息子」とは、神の御子なる主イエス様のことです。しかし、農夫たち(小作人たち)は、その息子をぶどう園の外に出してしまいます。
つまり、ユダヤ人の指導者たちは、エルサレム市内から、主イエス様を外に出し、「ゴルゴタの丘」において、十字架に掛けて殺してしまうのです。
さて、「ぶどう園の主人」の「父なる神様」は、戻って来ます。そして「ぶどう園」すなわち「シオンの都・エルサレム」を、異邦人である「ローマ帝国」に渡してしまいます。
それだけではありません。福音は選民ユダヤ人から離れて、「異邦人」に渡されることになるわけです。
このことがあったからこそ、東の果てにある日本にまで福音が伝えられ、私たちは救われたのです。》