◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月19日(日)
◎聖書箇所【マルコの福音書12章13節】
12:10 あなたがたは、次の聖書の言葉を読んだことがないのですか。『家を建てる者たちの見捨てた石、それが礎の石になった。
12:11 これは主のなさったことだ。私たちの目には、不思議なことである。』」
12:12 彼らは、このたとえ話が、自分たちをさして語られたことに気づいたので、イエスを捕えようとしたが、やはり群衆を恐れた。それで、イエスを残して、立ち去った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:10 あなたがたは、旧約聖書の詩篇に記されている、こういう言葉を、まだ知らなかったのですか。『家を建てる者たちが捨てた石。これが礎の石になった。
12:11 それは、主のなさったことで、私たちの目には、不思議に見える。』」
12:12 彼らはこのたとえ話が、自分たちをさして話されたことに気づいた。それで、イエスを捕えようとしたが、群衆を恐れた。そこで、イエスを残して、立ち去った。』
主イエス様は、詩篇118篇から引用しています。
『家を建てる者たちの捨てた石。それが礎の石になった。これは主のなさったことだ。私たちの目には不思議なことである。(詩篇118:22~23)』
このみ言葉は、パリサイ人や律法学者たちは良く知っているみ言葉です。なぜなら、第二神殿の建設の時に、このことが起こったからです。一つの大きな石が、石切場から持ってこられました。しかし、あまりにも大きかった為に、脇に転がしてあったのです。
その後、四隅のある一角に、大きな石が必要となりました。なかなかぴったりの石が見つかりませんでした。その時、ある人が、転がしてあった石に目を留めたのです。そして、その石を乗せて見ますと、ぴったりと収まったのです。そのことが、この詩篇に謳われているのです。
主イエス様は、その石をご自身に例えておられます。イスラエルの民は、やがて、救い主なるお方を見捨てて、十字架につけるのです。しかし、十字架こそが、キリスト教の揺るがない土台なのです。
主の十字架があってこそ、私たち人間に救いの道が用意されたのです。「永遠の命」への扉は、まだ開かれています。一人でも多くの日本の人々が、そこから入ることが出来ますように、先に救われた私たちは、その道しるべなのです。》