◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月20日(月)
◎聖書箇所【マルコの福音書12章13節】
12:13 さて、彼らは、イエスに何か言わせて、わなに陥れようとして、パリサイ人とヘロデ党の者数人をイエスのところへ送った。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:13 さて、彼らは、イエスに何か言わせ、その言葉じりを捕らえて、イエスを陥れようとし、パリサイ派の人たちとヘロデ党の者たちをイエスのところへ送ってきた。』
パリサイ派の律法学者とヘロデ党は、それまでは敵対関係にあったと言われています。パリサイ派の律法学者は、メシアが到来して、ローマ帝国を滅ぼし、再び、かつての栄光に満ちたエルサレムを見たいと臨んでおり、反ローマ派であったのです。
その反対に、ヘロデ党とは、ヘロデ・アンティパスを始め、ヘロデ大王一族側につき、親ローマ帝国派であったと伝えられています。
しかし、彼らが、真っ向から、主イエスに対する裁きを主張し、その実現の為に、手を組んだというわけです。
そして、今回も、最高議会は、主イエスをわなに陥れようとして、パリサイ派の律法学者とヘロデ党に属する者たちを、送って来たのです。
現代訳では、「何か言わせて、その言葉じりを捕らえて、陥れようとした」となっています。
なぜなら、パリサイ派の律法学者とヘロデ党の者が主張することは、相反していましたので、そのどちらかにひっかかるような、怪しげな言葉を主イエスに言わせて、その言葉じりを捕らえて、訴えようと考えたのです。》