◇◆◇日々のみ言葉
2023年11月23日(木)
◎聖書箇所【マルコの福音書12章18節~23節】
12:18 また、復活はないと主張していたサドカイ人たちが、イエスの所に来て、質問した。
12:19 「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。『もし、兄が死んで妻をあとに残し、しかも子がない場合には、その弟はその女を妻にして、兄のための子をもうけなければならない。』
12:20 さて、七人の兄弟がいました。長男が妻をめとりましたが、子を残さないで死にました。
12:21 そこで次男がその女を妻にしたところ、やはり子を残さずに死にました。三男も同様でした。
12:22 こうして、七人とも子を残しませんでした。最後に、女も死にました。
12:23 復活の際、彼らがよみがえるとき、その女はだれの妻なのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのですが。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『12:18 また、復活などないと主張しているサドカイ派の人たちが、イエスの所に来て、質問して、こう言った。
12:19 「先生。モーセはこう書いています。『ある人が子の無いままで死んだなら、その弟は兄の妻をめとって、兄の為に子をもうけなければならない。』
12:20 ところで、ここに七人の兄弟がおりました。長男は結婚しましたが、死んで、子どもがありませんでした。
12:21 そこで、次男はその女と結婚しましたが、死んで、子どもがありませんでした。三男も同様でした。
12:22 こうして、七人共死んで、子どもがありませんでした。そして最後には、その女も死にました。
12:23 そうすると、復活の時には、この女は、七人のうちのだれの妻になるのでしょうか。彼らは皆、その女を妻にしたのですが。」』
次ぎに、サドカイ人たちが登場します。彼らは、サドカイ派に属する人々で、おもに祭司や祭司長たちのことです。彼らは、神様の神殿に仕えていながら、御使いはいない、復活はない、と言う教理を主張していたのです。
その彼らが、自分たちが信じてもいない「復活」をテーマとして、主の所に問題をふっかけて来たというわけです。
おそらく、この問題は、ヤコブの4番目の息子であるユダからヒントを得ているかと思われます。
ユダの長男エルがタマルを嫁に迎えました。しかし、彼は主の前に罪を犯し裁かれてしまいます。次男のオナンは、ユダヤの仕来りに従ってタマルを妻に迎えましたが、彼もまた神様に打たれて死んでしまいます。
それゆえ、ユダは彼女を恐れて、三男シェラとの結婚をさせなかったのです。その結果、タマルは舅のユダにより、ペレツとゼラフの二人の男の子を授かります。確かに、この場合タマルは誰の妻になるのでしょうか。》