◇◆◇日々のみ言葉
2024年4月9日(火)
◎聖書箇所【マルコの福音書16章8節】
16:9 〔さて、週の初めの日の朝早くによみがえったイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現わされた。イエスは、以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたのであった。
16:10 マリヤはイエスと一緒にいた人たちが嘆き悲しんで泣いている所に行き、そのことを知らせた。
16:11 ところが、彼らは、イエスが生きておられ、お姿をよく見た、と聞いても、それを信じようとはしなかった。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『16:9 さて、週の初めの日、つまり日曜日の朝早く、復活したイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現わされた。イエスは、前に、この女から悪霊を追い出しておやりになった。
16:10 マリヤは、イエスと一緒にいた人たちが泣き悲しんでいる所へ行って、それを知らせた。
16:11 しかし、彼らは、イエスが生きておられることと、イエスが彼女に御姿を現わされたことを聞いても、信じなかった。』
ここからの節は、写本上の証拠から、二世紀以降に付け加えられた文書であることが分かっています。よって、本来、マルコの福音書は、16章8節で終わりなのです。しかし、それでは不自然ですので、教父によって付け加えられたと伝えられています。
学者の見解では、実際には、マルコの福音書はもっと長かったに違いないと考えられており、現在は失われてしまったが、別の末尾が存在していたことを、主張する学者は多いと言われています。
マグダラのマリアは、エルサレム市内にあります「ゼベダイの家」において、安息日を過ごしました。他の女たちもです。朝になると、彼女らはすぐにも行動を起こします。
そして、墓で御使いに出会います。そこから彼女らは、二手に分かれます。マグダラのマリアは、ゼベダイの家に戻り、シモン・ペテロとヨハネ、主の母マリアとその妹サロメに告げ知らせるのです。マルコが書き記した「泣き悲しんでいる人」たちとは、主の母マリヤと妹サロメとその他の女たちを指しています。
シモン・ペテロとヨハネは、すぐには信じようとしませんでしたが、彼らは、園の墓に走って向かいます。また、ゼベダイの家に留まっていた女たちも、信じることが出来なかったのです。主イエスが復活されたことを。》