◇◆◇日々のみ言葉
2024年8月18日(日)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙7章32節~34節】
7:32 あなたがたが思い煩わないことを私は望んでいます。独身の男は、どうしたら主に喜ばれるかと、主のことに心を配ります。
7:33 しかし、結婚した男は、どうしたら妻に喜ばれるかと世のことに心を配り、
7:34 心が分かれるのです。独身の女や処女は、身もたましいも聖くなるため、主のことに心を配りますが、結婚した女は、どうしたら夫に喜ばれるかと、世のことに心を配ります。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『7:32 私の願いは、あなたがたが思い煩いから解放されていることである。未婚の男は、どうしたら主に喜ばれるかと、主のことを一途に考えるが、
7:33 結婚した男は、どうしたら妻に喜ばれるかと、この世のことも考え、
7:34 心が分かれてしまう。未婚の女は、身も心も聖くあろうとして、主のことを一途に考えるが、結婚した女は、どうしたら夫に喜ばれるかと、この世のことも考える。』
創造主なる神様は、人間を神の形に似せて創造されました。すなわち男と女とにです。人の完成形は、二人が一緒になることによって、すなわち結婚することによって、成し遂げられるのです。
しかし、パウロは、結婚することよりも、独身でいることを、ここでは勧めているわけです。
まず、最初に、「あなたがたが思い煩わないことを私は望んでいます」と言っていますが、これは結婚したことのない未婚の男性が言える言葉ではありません。経験者だからこそ、言える言葉なのです。確かに、結婚した男は、妻のことを考えますし、また結婚した女は、夫のことを考えます。これは、当たり前であり、またそうすべきことでもあるのです。
しかし、パウロは、そのことを「世のこと」だと言っています。確かに、主のことを一途に考える人生は素晴らしいものだと思えます。この思想から、修道院が誕生したことは、前にも述べました。
もし、すべての人々が修道院に入ってしまったのなら、どうなるのでしょうか。もちろん有り得ない話ですが。人それぞれに、主が導かれる道は異なっているのです。》