◇◆◇日々のみ言葉
2024年9月6日(金)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙9章7節】
9:7 いったい自分の費用で兵士になる者がいるでしょうか。自分でぶどう園を造りながら、その実を食べない者がいるでしょうか。羊の群れを飼いながら、その乳を飲まない者がいるでしょうか。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『9:7 一体自費で兵隊生活をする者がいるだろうか。自分でぶどう園を作りながら、その実を全然食べない者がいるだろうか。自分で羊を飼いながら、その乳を飲まない者がいるだろうか。』
ここで、パウロは、主の働きをする者が、その働きから衣食住を得ることの正当性を述べています。しかし、彼自身は、その権利を用いず、自らの手によって、生活費だけでなく、伝道に関わる費用を捻出したのです。
特に、コリントにおいては、自費で会場を借りて、そこでキリスト教の真理を教え、また多くの異邦人を救いに導きました。
その時には、朝から昼までは、同業者であり同労者でもあるアクラとプリスキラ夫婦と共に、天幕造りをし、そして、午後から、会堂を借りて、一年半年にも及ぶ伝道を行なったのです。
しかし、もし、同胞のユダヤ人たちが、パウロの世話を一切引き受けていたとしたら、もっと、大きな働きをしたことも、十分考えられるのです。
パウロ自身は、手に職を持っており、自らの手で生活費を捻出できましたが、ギリシャ人であったテモテやテトスは、そうではなかったことが考えられます。
それ故に、愛する弟子たちの為に、このような提案をしたのではないでしょうか。》