◇◆◇日々のみ言葉
2024年9月5日(木)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙9章3節~6節】
9:3 私をさばく人たちに対して、私は次のように弁明します。
9:4 いったい私たちには飲み食いする権利がないのでしょうか。
9:5 私たちには、ほかの使徒、主の兄弟たち、ケパなどと違って、信者である妻を連れて歩く権利がないのでしょうか。
9:6 それともまた、私とバルナバだけには、生活のための働きをやめる権利がないのでしょうか。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。再度ですが、現代訳を掲載します。
『9:3 私を批判する人たちに対して、私は次のように答えようと思う。
9:4 私たちは、教会によってその生活を支えてもらう権利がないのだろうか。
9:5 私たちには、主の弟たちやペテロを始め、ほかの使徒たちのように妻と一緒に生活する権利がないのだろうか。
9:6 私とバルナバだけは、生活のために働き続けなければならないのだろうか。』
9章5節において、パウロは、「他の使徒、主の兄弟たち、ケパなどと違って、信者である妻を連れて歩く権利がないのでしょうか」と訴えています。
ケパとも呼ばれたシモン・ペテロは結婚しており、また子どもがあり、そして、主イエスを何時も持てなしていた姑(しゅうとめ)がいたことを、私たちは知っています。この頃すでに、ペテロの妻は、救われていた可能性が高いと思われます。
しかし、この時点においては、ペテロの弟アンデレは、まだ独身であったのです。おそらく、彼も、ペンテコステ以降に、信者となった女性と結婚したことが考えられます。
しかし、使徒の最初の殉教者になったゼベダイの子ヤコブは、結婚していなかった可能性が考えられます。
そして、ヤコブの弟であり、主イエスが愛されたゼベダイの子ヨハネも、エルサレム教会の指導者として働いていた時に、結婚したのではないでしょうか。
さて、主の兄弟とは、すぐ下の弟であるヤコブ、ヨセ(ヨセフ)、ユダ、シモンのことを指しています。彼らが救われるのは、主が復活された後のことになります。
彼らも「使徒の時代」に、クリスチャンの伴侶を選んで、結婚したのではないでしょうか。
あと、主イエスには、二人以上の妹がおり、彼女たちも主の十字架と復活の後、救われたはずです。そして、信者の男性と結婚したのではないでしょうか。
しかし、その後、彼らはどうなったのか、また、彼らの子孫について、聖書は全く沈黙しています。私は、彼らには子孫が残されたと信じています。》