◇◆◇日々のみ言葉
2024年9月4日(水)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙9章3節~6節】
9:3 私をさばく人たちに対して、私は次のように弁明します。
9:4 いったい私たちには飲み食いする権利がないのでしょうか。
9:5 私たちには、ほかの使徒、主の兄弟たち、ケパなどと違って、信者である妻を連れて歩く権利がないのでしょうか。
9:6 それともまた、私とバルナバだけには、生活のための働きをやめる権利がないのでしょうか。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『9:3 私を批判する人たちに対して、私は次のように答えようと思う。
9:4 私たちは、教会によってその生活を支えてもらう権利がないのだろうか。
9:5 私たちには、主の弟たちやペテロを始め、ほかの使徒たちのように妻と一緒に生活する権利がないのだろうか。
9:6 私とバルナバだけは、生活のために働き続けなければならないのだろうか。』
ここで、パウロは、ユダヤ人が、しかもユダヤ人のクリスチャンたちの中に、自分自身をさばく者たちが存在していることを明らかにしています。
また、バルナバの名前を挙げていることは、バルナバがタルソからパウロを連れ出したこと、またパウロと組んで、バルナバが伝道旅行に行ったことが批判されていることを意味しています。
そして、私たちには飲み食いする権利がないのでしょうか、と言うことは、当時、まだ生き残っていた十二使徒たちが、ローマ帝国内の様々な場所に行き、そこに立てられていた教会を訪問し、導いていたからです。それゆえ、彼らは丁寧に持てなされたことは間違いありません。なぜなら、十二使徒たちは、主イエスを直接知っている生きた証人であったからです。実は、バルナバもそうでしたが。
またパウロは、ここで使徒たちや主の弟たちが結婚していたことを明らかにしています。このことについては、聖書の中には、ここだけにしか出て来ません。
ユダヤ人は、皆、手に何か職を身につけていたようです。バルナバは分かりませんが、パウロは、「天幕造り}の技術を持っていました。そして、パウロとバルナバは、働きながら伝道していたことを明らかにしています。》