◇◆◇日々のみ言葉
2024年10月12日(土)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙10章24節】
10:24 だれでも、自分の利益を求めないで、他人の利益を心がけなさい。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『10:24 だれでも、自分のことばかり考えないで、ほかの人のことも考えなさい。』
この箇所は、間違いなく現代訳が正しいと言えます。
「自分の利益を求めないで、他人の利益を心がけなさい。」となりますと、商売上による話となり、もしこれを実行しますと、こちら側は赤字となり、商売は成り立たなくなってしまいます。
激安スーパーにおいて、目玉商品として、赤字覚悟で特売することはよくあるそうです。しかし、それも限度があって、他の商品を同時に購入してくれなければ、店は赤字となり、やがて倒産し、もはや多くの人々が、その店で購入することが出来なくなってしまうのです。そのような意味において、まさに消費者は、ある程度、店の側の立場に立つ必要があるかも知れません。
しかし、パウロが意図したことは、それとは違うのです。元来、人は利己主義であって、結構、「自分さえ良ければ良い」と考えています。この利己主義から戦争が生まれるのです。
それは、「自分の国さえ良ければよい」と言う思いの現われの他ありません。それは、まさしく、トランプ前大統領の「アメリカ・ファースト」であり、またプーチン大統領のウクライナ侵攻の根底にあるものなのです。
私たちクリスチャンの周りには、多くの未信者の方が集められています。本来、私たちは、その人たちのことも考えるべきなのです。
と言いましても、個人の力では限界があります。それだからこそ、助け主「聖霊」なるお方が、私たちの内の中に住んで下さっています。そのお方が、何をしたら良いのか、教えて下さいます。》