◇◆◇日々のみ言葉
2024年10月14日(月)
◎聖書箇所【第Ⅰコリント人への手紙10章27節】
10:27 もし、あなたがたが信仰のない者に招待されて、行きたいと思うときは、良心の問題として調べ上げることはしないで、自分の前に置かれる物はどれでも食べなさい。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『10:27 もし、ノンクリスチャンの人に招かれて、食事を出された時、そこに出された物は、それをどこから手に入れたのかと言うことを聞かないで、全部食べてしまうことだ。』
この言葉は、パウロ自身が体験したことから語られていると思います。パウロは異邦人の使徒として召し出されましたから、彼のターゲットは皆、異教の民であり、ローマ人やギリシャ人たちでした。もちろん、ディアスポラのユダヤ人たちもそうであったかも知れませんが、彼らは、ギリシャ語で読み書きする人々であって、その中身はユダヤ人であったからです。当然、彼らは汚れた物を食べません。豚肉などは、トンでもないことだったのです。
何度も言いますが、この手紙は、コリント教会の信者たちへ、すなわちローマ人やギリシャ人の信者たちに向けて書かれたものなのです。彼らは、ユダヤ人から見れば、異郷の文化に浸って生きています。
よって、以前の生き方に疑問を持ち、パウロに質問して来たのです。
「偶像に捧げられた肉を食べても良いのか。」と言うことを。
その答えが、」
「自分の前に置かれる物はどれでも食べなさい。」
「全部食べてしまうことだ。」であったわけです。》