◇◆◇日々のみ言葉
2025年3月13日(木)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙1章1節~3節】
1:1 神のみ心によるキリスト・イエスの使徒パウロ、および兄弟テモテから、コリントにある神の教会、ならびにアカヤ全土にいるすべての聖徒たちへ。
1:2 私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。
1:3 私たちの主イエス・キリストの父なる神、慈愛の父、すべての慰めの神がほめたたえられますように。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『1:1 神のみ心により、キリスト・イエスの使徒として召されたパウロと、同じクリスチャンのテモテから、コリントにある神の教会、およびアカヤ地方にいるクリスチャンたちへ。
1:2 私たちの父である神と主イエス・キリストから、恵みと平安が、あなたがたにあるように。
1:3 私たちの主イエス・キリストの父であられ、思いやりと慰めに満ちた神は、何と素晴らしい方であろうか。』
パウロによるコリント教会への手紙は、実は四通あったと言われています。第Ⅰコリントの前に、パウロは一通手紙を送っています。その手紙の返事が三人の使者によって、パウロに届けられ、その質問の返事として、第Ⅰコリントが執筆されたのです。
しかし、それでも依然教会のモラルは改善せず、パウロは「悲しみの手紙」を執筆し、コリント教会に送ります。さらに、その手紙の返事がコリント教会から送られて来るのです。そして、その手紙に対するパウロの返事こそが、今日から学びます第Ⅱコリント人への手紙になるわけです。
残念なことに、最初の手紙と、本来なら第三通目となる「悲しみの手紙」は残っていません。
非常に貴重な資料が残されなかったことは残念でなりませんが、ここにも神様の摂理が働いているような気がいたします。
さて、ここでパウロは、自分自身が「キリスト・イエスの使徒」であることを明確にしています。また、愛弟子テモテの名前をも、あえて列記しています。これは、後には、コリント教会の面倒を見る後継者がテモテであることを示しています。
また、この手紙は、コリント教会だけでなく、アカヤ地方にあるすべての教会においても、読まれることを願っていることが分かります。おそらく、複写されて、それぞれの教会に届けられたのではないでしょうか。
1章2節は祝祷であり、3節は神様を礼拝するあいさつで、この手紙は始まります。』》