※本日の聖書箇所「ルカの福音書9章10節」(新約p.131上段右側)
9:10 さて、使徒たちは帰って来て、自分たちがしたことをすべて報告した。それからイエスは彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた。
◎メッセージ【弟子たちの帰還】
《主イエスは、十二弟子たちを、ガリラヤ地方のそれぞれの町々や村々に遣わされました。ところで、彼らはどれくらいの期間、神の福音を伝えたのでしょうか。
彼らの働きによって、ガリラヤ地方に大きなリバイバルが起こされたと伝えられています。そうしますと、少なくとも一ヶ月以上は、旅をしていたのではないでしょうか。もちろん、戻って来る日も、そして集合場所も、あらかじめ、主によって決められていたことは、間違いありません。
さて、決められていた日と場所に、十二弟子たちは無事に戻って来て、自分たちがしたことをすべて報告しました。彼らは、それぞれのチームごとに、心を踊らせて、証ししたに違いないのです。
彼らを通して、多くの人々が癒され、そして多くの悪霊が出て行ったことを、彼らは興奮して証ししたに違いありません。
そして、旅立つ前に主イエスは、「お金、また袋や予備の下着と履き物、そして杖を持つ必要はありません」と命じられたことですが、これは、当時の旅に必要最小限の持ち物であって、その命令に従った彼らに、その必要がすべて与えられ、満たされたことは、間違いないことです。
このことについて、弟子たちは、「まさしく主が言われた通りでした」と、口を揃えて証ししたと思われます。
そして主イエスが言われた、「平安の家」のことですが、主イエスは、常に彼らより先回りをされて、彼らの行く先々に、「平安の家」を用意しておられたのです。まさしく「アドナイ・イルエ」であって、主の山には備えがあるのです。
今回の十二弟子の派遣は、弟子訓練の初めであり、また使徒の働きの予行練習でもありました。主イエスが、福音の為に働く者に、衣食住の責任を持つことを、弟子たちに体験を通して教えられたのです。
さて、主イエスは帰還して来た弟子たちを、ベツサイダに連れて行きます。ベツサイダとは、「漁師の家」という意味で、アンデレ、シモン・ペテロ、ピリポの故郷にあたるガリラヤの町のことです。四つの福音書のすべてに唯一書き記された「五千人の給食」が行われた場所にも近かったのです。
カペナウムのシモン・ペテロの家には、大勢の群衆が、すでに待ち構えていましたし、また、帰還した弟子たちに休息を与える為にも、主イエスは、彼らを少し離れたベツサイダに連れて行かれたのです。
主イエスは、衣食住の保証を、すでに「山上の垂訓」を通して約束されたのです。この約束は、彼らだけではなく、私たちすべてのクリスチャンにも当てはまります。
『「ですから、何を食べようか、何を飲もうか、何を着ようかと言って、心配しなくてよいのです。これらのものはすべて、異邦人が切に求めているものです。あなたがたにこれらのものすべてが必要であることは、あなたがたの天の父が知っておられます。まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。」』と。》