◇◆◇日々のみ言葉
2025年6月1日(日)
◎聖書箇所【第Ⅱコリント人への手紙7章5節~6節】
7:5 マケドニヤに着いたとき、私たちの身には少しの安らぎもなく、さまざまの苦しみに会って、外には戦い、うちには恐れがありました。
7:6 しかし、気落ちした者を慰めてくださる神は、テトスが来たことによって、私たちを慰めてくださいました。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『7:5 前に書いたように、私はアジアからマケドニヤ地方へ渡った時、あなたがたの問題がどうなったか心配で、心には少しの平安もなく、外には戦い、内には恐れがあった。
7:6 しかし、意気消沈している者を元気づけてくださる神は、テトスが来たことによって、私たちを元気づけてくださった。』
テトスとは、ギリシャ人であり、おそらくパウロを通して信仰に導かれ、早くからパウロの愛弟子として、また同労者として働いていました。
テトスが、パウロとバルナバに連れられてエルサレムを訪問した時、彼に対して割礼を求める動きがありましたが、結局割礼を強いられませんでした。
パウロの死の直前には、テトスはダルマテヤ、すなわち皇帝直轄領のイルリコ州(現在のユーゴスラビア地方)に行き、そこでの福音宣教をしたと言われています。
後の伝承によりますと、テトスはクレテ島のゴルティナで島の監督を務め、94歳で召されたと伝えられています。
テトスは、マケドニヤ地方に詳しい者であったことが分かります。実際に、パウロとバルナバが、第一回伝道旅行の時にマケドニヤ地方に来たことは、聖霊の導きであって、全くの予期せぬ出来事であったからです。
使徒の働きには、テトスは全く登場しませんが、重要人物として、パウロを助けていたことは間違いありません。
そのテトスが、おそらくパウロが遣わさせたコリントから追いついて来たわけです。どんなにか心強くなったのか、察しが付くと思います。明日も同じ箇所からとなります。》