• 2025年6月8日礼拝メッセージの概要

    ※本日の聖書箇所「使徒の働き2章36節~41節」(新約p.236上段右側)
    2:36 「ですから、イスラエルの全家は、このことをはっきりと知らなければなりません。神が今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」
    2:37 人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」と言った。
    2:38 そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
    2:39 この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」
    2:40 ペテロは、ほかにも多くの言葉をもって証しをし、「この曲がった時代から救われなさい」と言って、彼らに勧めた。
    2:41 彼の言葉を受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。

    ◎メッセージ【ペンテコステの日に】
    《今日は、五旬節です。すなわちペンテコステの日です。ヨハネ・マルコの家でその時、一体何が起こったのでしょうか。使徒の働きの2章によりますと、
    『五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていたすると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上に留まった。すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろな言葉で話し始めた。さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、この物音がした為、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国の言葉で弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。』と書かれてあります。
    実は、集まって来た人々のほとんどがディアスポラであったことが分かります。彼らは、ローマ帝国の様々な州から巡礼に来ていたのです。
    この後、たくさんの人々が、ヨハネ・マルコの家の前に集まったのを見たシモン・ペテロは、聖霊に満たされて、その生涯における最高の伝道メッセージを語ることになります。そのメッセージのクライマックスが、本日の聖書箇所になります。
    「ですから、イスラエルの全家は、このことをはっきりと知らなければなりません。神が今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」
    「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか。」
    「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」
    シモン・ペテロは、はっきりと、彼らに「罪」を示しました。その罪とは、イエス・キリストを十字架につけたことなのです。
    主イエスが昇天されるその日、ヨハネ・マルコの家にて、弟子たちと最後の食事を取られた時、主は、「キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。エルサレムから開始して、あなたがたは、これらのことの証人となります。見よ。私は、私の父が約束されたものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい」と、言われました。
    その預言が成就したのが、このペンテコステの日なのです。この約束は、遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たち日本人にもあてはまるのです。
    今から二千年ほど前に聖霊が降臨されました。このお方は、助け主であり、慰め主であられます。主イエスの霊とも言われる聖霊は、主を信じ従う者の中に住んで下さり、私たちを助けて下さるのです。私たちには、助けを求めるお方が与えられています。》

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