◇◆◇日々のみ言葉
2025年10月21日(火)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙3章2節】
3:2 どうか犬に気をつけて下さい。悪い働き人に気をつけて下さい。肉体だけの割礼の者に気をつけて下さい。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『3:2 救われるためには割礼を受けなければならないと教えている者たちを警戒しなさい。彼らは悪い連中であり、危険な犬である。』
新改訳では、「犬」という言葉が使われています。当時のユダヤ人がおもに「犬」と言う表現を用いる相手は、異邦人に対してでした。異邦人とは、ユダヤ人以外の人々を指しています。それほどに、彼らは自分たちの系図、すなわち血筋を重んじていたのです。
それこそが、神様がユダヤ人を選民として、人類の歴史を刻む時計として、用いて来た理由の一つです。
現代訳は、最初から「救われるためには割礼を受けなければならないと教えている者たち」と定義しています。
ただし、よくよく考えて見ますと、ユダヤ人の中には二つの立場のクリスチャンが存在していたことが分かります。
一つは、主イエスを信じ、救われているにも関わらず、異邦人に割礼を強いる者たちのことです。
もう一つは、敵なる悪魔が送り込んで来た者たちで、クリスチャンと自称していても、実はクリスチャンではない者たちです。悪魔は巧妙ですので、光りの子に化けることもたやすく出来るのです。
パウロはこう警告しています。
『こういう者たちは、にせ使徒であり、人を欺く働き人であって、キリストの使徒に変装しているのです。しかし、驚くには及びません。サタンさえ光の御使いに変装するのです。ですから、サタンの手下どもが義のしもべに変装したとしても、格別なことはありません。彼らの最後はそのしわざにふさわしいものとなります。(第Ⅱコリント11:13~11:15)』と。》