◇◆◇日々のみ言葉
2025年10月22日(水)
◎聖書箇所【ピリピ人への手紙3章2節~3節】
3:2 どうか犬に気をつけて下さい。悪い働き人に気をつけて下さい。肉体だけの割礼の者に気をつけて下さい。
3:3 神の御霊によって礼拝をし、キリスト・イエスを誇り、人間的なものを頼みにしない私たちのほうこそ、割礼の者なのです。
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載いたします。
『3:2 救われるためには割礼を受けなければならないと教えている者たちを警戒しなさい。彼らは悪い連中であり、危険な犬である。
3:3 神の御霊によって礼拝をし、キリスト・イエスだけに頼り、目に見える外見を誇りとしない私たちこそ、神に受け入れられる者たちのある。』
昨日の聖書箇所もあえて掲載させていただきます。ここでパウロが問題にしているのが、いわゆる「割礼」のことです。
面白いことに、パウロはれっきとしたローマ市民なのですが、と同時に生粋のユダヤ人でもあるわけです。よって、当然彼自身は、生まれてから八日目に、エルサレム神殿において割礼を受けています。
割礼とは、正真正銘のユダヤ人の男子であることを、外見上に表わした印であることは、言うまでもないことです。
主イエスご自身も、幼子の時に、エルサレム神殿において、祭司から割礼を施されています。
そのパウロが、割礼を否定したのです。このことが、多くのユダヤ人たちの反感と恨みを買いました。
さて、ピリピ教会への手紙は、異邦人に向けて書かれたことは以前にもお話しました。彼らは、ギリシャ人、またはローマ人であり、あるいはアフリカの国の者たちなのです。
その彼らに、「割礼を施し、ユダヤ人の印を体に刻まなければ救われない」と教える者たちが存在していたのです。
その者の多くは、生粋のユダヤ人で、エルサレム教会に、信者として入り込んでいたことが考えられます。もし、クリスチャンになるには、割礼が必要だとしたら、これほど世界に、キリスト教は広まらなかったに違いありません。
大切なことは、神の御霊なるお方、聖霊様と共に歩むことなのです。》