• 日々のみ言葉 2015年11月23日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2015年11月23日(月)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書8章21節】
    8:21 イエスは言われた。「まだ悟らないのですか。」

    ◎ショートメッセージ

    『主イエスが、ご自身が「旧約聖書」に預言されていた「メシヤ」そして「キリスト」として、おおやけにされた期間は、三年半であった。
     そのことを、今の私たちは、聖書を通して知っている。しかし、この時、まだ使徒たちには、その期間のことが隠されており、まさか自分たちが全てを捨てて従って来たお方が、ローマ兵に捕らえられ、時のユダヤ総督であったポンテオ・ピラトによって、十字架刑に処刑されるとは夢にも思ってはいなかった。
     しかし、時は確実に過ぎて行く。主イエスは、やがて弟子たちを残して、天に戻って行かなければならない。
     その残された期間に、主イエスは、この「福音」を「良き知らせ」を伝える者として、使徒として訓練しなければならなかった。
     それゆえ主イエスは、「まだ悟らないのですか。」と言われたのである。

     主イエスを、心で信じて、口で告白する者は、救われて「永遠のいのち」を授かる。

     まだ救われていない人の霊は、死んでいるのである。主イエスを「救い主」として受け入れた時、その人の霊は新しく生まれ変わることになる。では、どのようにして生まれ変わるのか。それは、主イエスと、聖霊なるお方が、私たちの中に住まわれることによってである。

     主イエスこそ、「光」であられる。主イエスこそ「命」であられる。そのお方が共に住んでくださる、その時に、その人の霊が新しく生まれ変わるのである。

     主イエスは、このように言われた。

    『見よ。わたしは、戸の外に立ってたたく。だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。(ヨハネの黙示録3:20)』

     また十字架に架けられる十数時間前に、弟子たちに、このように言われた。

    『「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。
    その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。
     わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。」(ヨハネの福音書14:16~14:18)』

     生まれ変わったばかりの霊は、幼子である。
     生まれたばかりの赤子を見れば分かるように、まだ独り立ちすることは無理である。 しかし赤子は、やがて幼子となり、子どもとなって、そして大人へと成長して行かなければならない。

     新しく生まれ変わったばかりの霊も、同じ道を辿るのである。それには助ける者が必要である。その「助け主」こそ、聖霊様であられる。弟子たちには、聖霊様が、主イエスによって与えられていた。聖霊様は弟子たちにも留まっておられたと言うことだ。

     しかし、弟子たちの成長は、なかなか主イエスの思うようには行かなかった、と言うことである。

     それゆえ主イエスは言われたのだ。「まだ悟らないのですか。」

     この言葉は、彼らだけではない。今現在の私たちにも、主は語っておられる。投げかけておられる。そして悲しんでおられる。

     「まだ悟らないのですか。」

     「わたしが、道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、誰ひとり父のみもとに来ることはありません。」

     創造主なる父なる神と、人との仲介者であられる主イエス・キリスト。このお方は、まさに、神が人となってくださった。そして、本来、私たち罪人が受けるべき裁きを、身代わりとして、すべて受けてくださったのである。
     私たち人間には「救い主」が必要である。人間が救われる名として与えられているのは、主イエスの御名しかない。このお方だけが、救い主である。このお方だけが、まことの、そして本物の神なのだ。それを悟っているだろうか。》

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