• 日々のみ言葉 2016年3月12日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年3月12日(土)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書12章19節】

    12:19 「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。『もし、兄が死んで妻をあとに残し、しかも子がないばあいには、その弟はその女を妻にして、兄のための子をもうけなければならない。』」

    ◎ショートメッセージ

    《昨日も学びましたが、ユダヤの指導者たちは、主イエス様を陥れようとして、パリサイ人とヘロデ党の者たちを、イエス様のところに送って来ました。しかしイエス様のみごとな対応に、撃退されてしまったのです。

     そして次に、彼らは、サドカイ派の人たちを送って来たと言うわけです。

     一回目の作戦が失敗に終わったとしたら、その次にはもっと骨のある者たち、あるいは強い者たちを送ることは、作戦の常套手段です。

     それゆえ、サドカイ人、すなわち祭司たちがやって来たのです。彼らの特徴は、奇蹟を信じていないことにありました。すなわち目に見える物、そして自分の知識や経験から来る常識の範囲にしか起こること以外は認めようとはしませんでした。
     当然、彼らは、一度死んだ人間が復活することなど起こるわけがないと、宣言していたのです。
     今で言いますなら、現実主義、あるいは唯物論主義とでも言いましょうか。しかし不思議なことに、彼らは神の存在は信じていたのです。

     ここに疑問に思うことが私にはあるのです。
     創造主なる神様を、礼拝する荘厳な神殿に、日々仕えている祭司であるにもかかわらず、なぜ彼らは、今、自分たちの目の前におられるお方が、自分たちが礼拝しているまことの神様であることを、信じることが出来なかったのかと言うことです。
     なぜ彼らの目は、開かれていなかったのでしょうか。なぜ彼らは盲目だったのでしょうか。それは彼らが「奇蹟」や「復活」を信じなかったからではないでしょうか。

     さて、彼らは主イエス様に質問しました。

    「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。『もし、兄が死んで妻をあとに残し、しかも子がないばあいには、その弟はその女を妻にして、兄のための子をもうけなければならない。』」

     これは申命記に書かれてある神の命令です。

    『兄弟がいっしょに住んでいて、そのうちのひとりが死に、彼に子がない場合、死んだ者の妻は、家族以外のよそ者にとついではならない。その夫の兄弟がその女のところに、はいり、これをめとって妻とし、夫の兄弟としての義務を果たさなければならない。そして彼女が産む初めの男の子に、死んだ兄弟の名を継がせ、その名がイスラエルから消し去られないようにしなければならない。(申命記25:5~25:6)』

     主イエス様の時代においても、ユダヤ人はこの命令を守っていたことは明確です。》

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