• 日々のみ言葉 2016年3月13日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年3月13日(日)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書12章20節~23節】

    12:20 「さて、七人の兄弟がいました。長男が妻をめとりましたが、子を残さないで死にました。
    12:21 そこで次男がその女を妻にしたところ、やはり子を残さずに死にました。三男も同様でした。
    12:22 こうして、七人とも子を残しませんでした。最後に、女も死にました。
    12:23 復活の際、彼らがよみがえるとき、その女はだれの妻なのでしょうか。七人ともその女を妻にしたのですが。」

    ◎ショートメッセージ

     ユダヤ最高議会である「サンヘドリン」は、今度は、復活はないと主張していたサドカイ人たちを、主イエス様の所に送って来ました。

     「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。
    『もし、兄が死んで妻をあとに残し、しかも子がないばあいには、その弟はその女を妻にして、兄のための子をもうけなければならない。』

     その続きになる質問が、本日の聖書箇所となります。

     それでは、この質問の出典はどこにあるのでしょうか。
     彼らは、サドカイ人です。すなわちユダヤ教の上流階級に所属する名門の祭司たちなのです。彼らの重んじる書は、モーセ五書だけです。その他の書には見向きもしません。

     創世記38章には、ヤコブの四男であるユダのことが書かれています。

    『その頃のことであった。ユダは兄弟たちから離れて下って行き、その名をヒラというアドラム人の近くで天幕を張った。そこでユダは、あるカナン人で、その名をシュアという人の娘を見そめ、彼女をめとって彼女のところにはいった。
     彼女はみごもり、男の子を産んだ。彼はその子をエルと名づけた。彼女はまたみごもって、男の子を産み、その子をオナンと名づけた。彼女はさらにまた男の子を産み、その子をシェラと名づけた。彼女がシェラを産んだとき、彼はケジブにいた。ユダは、その長子エルにタマルという妻を迎えた。(創世記38:1~38:6)』

     そうです。ユダの三人の息子の話が出て来ます。この後、ユダの長男エルは神様の怒りを受けます。そして兄嫁タマルを妻にむかえたオナンも、同じように神様の怒りを受けることになってしまうのです。
     この結末は、誰もが良く知っていることですが、義父ユダと関係を持ったタマルが、双子の男の子を産むことになってしまいます。ペレツとゼラフです。

     マタイは、このように書き記しています。
    『ユダに、タマルによってパレスとザラが生まれ、パレスにエスロンが生まれた。(マタイの福音書1:3)』

     何と、このような破廉恥な関係から生まれたタマルの長男ペレツ、すなわちパレスが、主イエス様の祖先になったのです。
     本当に神様のなさることは、私たちの想像を遙かに超えていて、思いもよらないことなのです。失敗や罪が、違う結果をもたらしたのですから。
     しかし、ここにはユダ自身の深い悔い改めがあったからこそであって、そのことを私たちは忘れてはならないのです。
     神様は「悔いた心」「砕かれた心」を、喜ばれ大切になさいます。それゆえ私たちは、日々「悔い改める」ことをすべきなのです。何時?。寝る前にです。》

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