◇◆◇日々のみ言葉
2016年3月22日(火)
◎聖書箇所 【マルコの福音書12章31節】
12:31 次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様は、ひとりの律法学者が、「すべての命令の中で、どれが一番たいせつですか。」と尋ねて来た時、このように答えられました。
「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』
実は、この言葉は、旧約聖書の申命記6章4節から5節にある御言葉で、ユダヤ教の会堂では、礼拝の度ごとにこれを告白し、人々は一日に少なくとも朝夕の二回はこれを唱えたのです。ユダヤ人が、良く知っていることなのです。
次に言われたのが、本日の聖書箇所の御言葉です。この御言葉は、レビ記18章19節からの引用です。
レビ記には、こう書かれています。
『復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。わたしは主である。(レビ書19:18)』
主イエス様は、律法の中で、この二つの命令が、同じように大切であると彼に教えられたのです。
パリサイ人や律法学者たちは、律法を細かく分け、それを区別して、その中で守るべき命令に優先順位をつけていましたが、主イエス様は、律法の全体像をとらえて、要約なさったのです。
「あなたを愛してやまない、あなたの創造主なる神様を愛しなさい。それだからこそあなた自身を愛しなさい。それと同じくらいに隣人を愛しなさい。」
これこそが「三つの愛」に生きることであると、岸義紘先生はいつも教えておられます。
神様の愛が分からなければ、自分を愛することは出来ません。自分を愛することの出来ない人は、人を愛することが、絶対に出来ないのです。
神様の愛をたくさん受けること。溢れるばかりの愛をいただくこと。あなたや私が、「もうこれ以上、もうお腹が一杯です」、と思えるほど、神様の愛を受けること。これが信仰生活であると、私の友人の坂本秀雄先生は、いつも言われるのです。
それではどうしたら、そんなに神様の愛を受けることが出来るのでしょうか。
簡単です。求めることです。
主イエス様は言われました。
『求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。(マタイの福音書7:7~7:8)』》