• 日々のみ言葉 2016年3月25日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年3月25日(金)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書12章34節】

    12:34 イエスは、彼が賢い返事をしたのを見て、言われた。「あなたは神の国から遠くない。」それから後は、だれもイエスにあえて尋ねる者がなかった。

    ◎ショートメッセージ

    《律法学者は、主イエス様にこう言ったのです。

    「先生。そのとおりです。『主は唯一であって、そのほかに、主はない。』と言われたのは、まさにそのとおりです。また『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する。』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています。」

     彼の言葉を聞かれたイエス様は、彼にこのように答えられたのです。

    「あなたは神の国から遠くはない。」

     まずイエス様は、律法学者が答えた言葉を、「賢い返事」と思われたのでした。

     この箇所は、マタイも平行記事として掲載しましたが、マタイは律法学者の答えと、それに対する主イエス様の言葉も書き記してはいません。

     よって、この箇所しか全体像が分かりかねますが、主イエス様は、はっきりと彼に「あなたは神の国から遠くはない。」と言われたのです。

     今回の学びの箇所において、一番始めに、この律法学者こそは、アリマタヤのヨセフではないか、と私の解釈を書きました。もちろん聖書には、アリマタヤのヨセフが何時イエス様に出会ったのか、また何時弟子になったのかについては、書かれていません。

     が、しかし、この主イエス様のお言葉こそが、この律法学者を、まことの神様に、救いに導くものではなかったのでないでしょうか。

     また、たとえアリマタヤのヨセフではなかったとしても、主イエス様が復活された後、この律法学者は、主イエス様の弟子の一人に加えられたのではないでしょうか。

     人は、必ず主イエス様にお会いする時があります。それは直に、その人の目で見える形で、主イエス様が現われて下さる場合も大いに有り得ると思われるのですが、聖書を通して、あるいは霊的書物を通して、あるいは説教者の語るメッセージを通して、人が主イエス様こそ救い主であられ、まことの神様であることを知る瞬間、魂の奥底で、心の深淵で、悟る瞬間こそが、主イエス様との、まことの出会いの時なのです。

     この律法学者は、主イエス様に出会ったのです。悟ったのです。知ったのです。理解したのです。受け入れたのです。そして信じたのです。このお方が救い主であることを。

     あなたは、何時主イエス様に出会いましたか。その瞬間を決して忘れてはなりません。もし、出会った時の記憶と感動が無かったとしたら、思い当たる節が無かったとしたら、求めるべきです。主イエス様との、生きた出会いを。この律法学者のように。》

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