• 日々のみ言葉 2016年6月10日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年6月10日(金)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書14章50節】
    14:50 すると、みながイエスを見捨てて、逃げてしまった。

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様を捕らえるために、ユダヤ最高議会サンヘドリンは、パリサイ人や律法学者たち、そして民の長老たちと祭司長たちを、送って来ました。そればかりではなく、ローマ軍の千人隊長と、六百人からなる一隊の兵士たちも同行して来たのです。

     ヨハネの福音書によりますと、

    『そこで、一隊の兵士と千人隊長、それにユダヤ人から送られた役人たちは、イエスを捕えて縛り、まずアンナスのところに連れて行った。(ヨハネの福音18:12~18:13)』と書かれています。

     その時、
    「すると、みながイエスを見捨てて、逃げてしまった。」と言うわけです。

     主イエス様は、オリーブ山に行かれる前に、このように預言されました。

    『そして、賛美の歌を歌ってから、みなでオリーブ山へ出かけて行った。イエスは、弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『私が羊飼いを打つ。すると、羊は散り散りになる。』と書いてありますから。」(マルコの福音書14:26~14:27)』

     これは、ゼカリヤ書13章7節からの引用です。ゼカリヤは、預言者ハガイと同じく第二神殿再建の時に活躍した預言者です。紀元前530年頃の預言であると言われています。
     捕らえられた時イエス様は、およそ33才でありましたから、何とゼカリヤが預言してから、約560年の時を経て、その預言が成就したことになります。

     これだけを考えましても、まさしく聖書は神の言葉であり、そこに書かれた預言の正確さには驚きを隠せません。また神様のご計画は、すべて必ず成し遂げられることを約束しているのです。

     さて、十一使徒を含む多くの弟子たちは、この時に逃げ出してしまいます。しかし途中から、主の愛された弟子・ヨハネとシモン・ペテロだけは引き返して、イエス様の後について行くことになります。
     残りの九人の使徒たちは、ベタニヤの姉妹マルタとマリヤと弟ラザロの家に、駆け込んで行ったと思われます。
     彼らは、数日間そこに留まり、何とイエス様の十字架の死の場面に付き添わないことになります。彼らは、主イエス様が十字架上において、身代わりの死を遂げることを目撃しないのです。これもまた驚くべきことです。

     この時、もう一人の使徒の動静が残されています。そうです。イエス様を裏切ったイスカリオテのユダです。彼はどうしたのでしょうか。彼も、捕らえられたイエス様と共に、アンナスの所に向かったことは間違いありません。そして大祭司による主イエス様の裁判を見ることになるのです。》

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