• 日々のみ言葉 2016年8月10日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年8月10日(水)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書16章17節~18節】
    16:17「信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、私の名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、
    16:18 蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」

    ◎ショートメッセージ
    《私たちは同じ箇所を数日に渡り学んで来ましたが、今日はマルコの福音書16章17節~18節の聖書箇所の最後の学びとなります。

     今日はイエス様が、「病人に手を置けば病人はいやされます。」と言われた言葉について考えて見たいと思います。

     イエス様は、以前十二使徒を派遣されたことがあります。

    『イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直すためであった。
     さて、十二使徒の名は次のとおりである。まず、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、ピリポとバルトロマイ、トマスと取税人マタイ、アルパヨの子ヤコブとタダイ、熱心党員シモンとイエスを裏切ったイスカリオテ・ユダである。
     イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません。イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。(マタイの福音書10:1~10:8)』

     この時、主イエス様が言われたことは、「あらゆる病気」は、その名の通りに、すべての病気を指しています。
     次に「あらゆるわざわい」とは、目が見えない、耳が聞こえない、また手や足の不揃い等、そのすべてを指し示しています。
     また「死人を生き返らせ」とは、文字通りに、死んだ人を生き返らせなさい、と言うことなのです。
     そして「らい病人」、今では「重い皮膚の病気」と直されていますが、正式にはハンセン病をいやしなさい、と言うことであり、そしてすべてのわざわいに基となる悪魔と悪霊を追い出しなさい。と言うことなのです。

     マルコの福音書では、イエス様は、はっきりと、「病人に手を置けば病人はいやされます。」と語っておられるのです。

     そして使徒ペテロは、その手紙においてこのように書き記しています。
    『キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。
    ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。(第Ⅰペテロの手紙2:22~2:24)』

    「使徒の働き」においては、ペテロを通して多くのいやしが行なわれたことが、医者ルカによって書かれています。

    「病人に手を置けば病人はいやされます。」
     主イエス様が言われたこのみ言葉は、新約聖書が完結した時点で終わった、あるいはすたれたのではなく、今も有効であり、今も生きているのです。今、現在でさえも、このみ言葉は、素直に信じる者を通して働かれるのです。

     ただし誤解してはなりません。私たち自身には何のいやしの力もありません。主イエス様の語られたみ言葉に、そして主イエス様の御名にこそ、その権威があるのです。》

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