• 日々のみ言葉 2016年8月25日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年8月25日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書1章17節】
    1:17「彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《御使いガブリエルは、ザカリヤに言いました。
    「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。」

     その続きの言葉が、本日の聖書箇所です。

     ここでガブリエルは、はっきりと「エリヤ」の名前を出しています。しかし、ここでガブリエルの言っていることは、少し疑問を生じます。

     聖書には、死を見ないで、生きたまま天に引き上げられた人物が、二人存在します。これは異例中の異例なことです。なぜなら人間は、最初の人アダムが罪を犯した後では、死ななければならないからです。

     一人目は、エノクです。
     創世記によると、
    『エノクは六十五年生きて、メトシェラを生んだ。エノクはメトシェラを生んで後、三百年、神とともに歩んだ。そして、息子、娘たちを生んだ。エノクの一生は三百六十五年であった。エノクは神とともに歩んだ。神が彼を取られたので、彼はいなくなった。(創世記5:21~5:24)』と、書かれてあります。

     そしてもう一人が、預言者エリヤです。
     第Ⅱ列王記によれば、
    『エリヤは言った。「私はあなたのために何をしようか。私があなたのところから取り去られる前に、求めなさい。」すると、エリシャは、「では、あなたの霊の、二つの分け前が私のものになりますように。」と言った。
    エリヤは言った。「あなたはむずかしい注文をする。しかし、もし、私があなたのところから取り去られるとき、あなたが私を見ることができれば、そのことがあなたにかなえられよう。できないなら、そうはならない。」こうして、彼らがなお進みながら話していると、なんと、一台の火の戦車と火の馬とが現われ、このふたりの間を分け隔て、エリヤは、たつまきに乗って天へ上って行った。(第Ⅱ列王記:2:9~2:11)』と、書かれてあります。

     エノクもエリヤも、今天において、一時的に栄光の体に変えられ、生きていると私は理解していますが、本来ならば彼らも死ななければならない存在なのです。奥義的では、この二人のケースは、「携挙」のひな型を表しています。

     この二人には、やがて来る未来の大艱難時代に、主の証人としての3年半の大きな使命が与えられています。そして彼らも、エルサレムにおいて、イエス様と同じように十字架につけられ死ぬことになります。そして三日目によみがえり、天に上ります。

     よってバプテスマのヨハネは、エリヤの生まれ変わりではありません。
     また「エリヤの霊と力」とは、エリヤの後継者エリシャが、エリヤに求めた、二倍の油注ぎを指すのです。
     バプテスマのヨハネは、エリシャが手にしたと同じ油注ぎを与えられて、ユダヤの人々に、悔い改めを説くことになります。それは、当時のユダヤ教、すなわち宗教が形骸化しており、真の神様から離れてしまっているからです。
     バプテスマのヨハネが、人々の心を耕し柔らかくした後、主イエス様のミニストリーが始まるのです。》

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