◇◆◇日々のみ言葉
2016年11月4日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書3章15節~16節】
3:15 民衆は救い主を待ち望んでおり、みな心の中で、ヨハネについて、もしかするとこの方がキリストではあるまいか、と考えていたので、
3:16 ヨハネはみなに答えて言った。「私は水であなたがたにバプテスマを授けています。しかし、私よりもさらに力のある方がおいでになります。私などは、その方のくつのひもを解く値うちもありません。その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。」
◎ショートメッセージ
《昨日に続き、15節そして16節から考えて見ましょう。
ここで、民衆はみな「心の中」で考えていた、と書かれていますが、ヨハネは神様ではありません。よって人の心を読むことは出来なかったはずです。
しかしイエス様は違いました。イエス様は確かにまことの人でしたが、同時に神の御子であられたのです。神様ですから全地全能であり、また人の思いをすべて知っておられました。
そのことを、使徒ヨハネは証しています。
『しかし、イエスは、ご自身を彼らにお任せにならなかった。なぜなら、イエスはすべての人を知っておられたからであり、また、イエスはご自身で、人のうちにあるものを知っておられたので、人について誰の証言も必要とされなかったからである。(ヨハネの福音書2:24~2:25)』
それでは、なぜヨハネはそのことを知ることが出来たのでしょうか。それは、彼らがヨハネに尋ねたからです。
使徒ヨハネによりますと、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。
彼は告白して否まず、「私はキリストではありません。」と言明した。また、彼らは聞いた。「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」
彼は言った。「そうではありません。」「あなたはあの預言者ですか。」彼は答えた。「違います。」
そこで、彼らは言った。「あなたは誰ですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」
彼は言った。「私は、預言者イザヤが言ったように『主の道をまっすぐにせよ。』と荒野で叫んでいる者の声です。」
彼らは、パリサイ人の中から遣わされたのであった。彼らはまた尋ねて言った。「キリストでもなく、エリヤでもなく、またあの預言者でもないなら、なぜ、あなたはバプテスマを授けているのですか。」
ヨハネは答えて言った。「私は水でバプテスマを授けているが、あなたがたの中に、あなたがたの知らない方が立っておられます。その方は私のあとから来られる方で、私はその方のくつのひもを解く値うちもありません。」(ヨハネの福音書1:19~1:27)』、と書かれています。
イエス様が、「聖霊と火とのバプテスマ」を、授けられるのは、もちろんペンテコステの日です。この時点では、まだ聖霊様は降ってはおられません。
しかしバプテスマのヨハネは、聖霊様を知っていました。聖霊様は、ヨハネがエリサベツの胎内にいた時から共におられたことを、次のみ言葉から分かります。
『御使いは彼に言った。「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。(ルカの福音書1:13 ~1:16)』》