◇◆◇日々のみ言葉
2016年11月17日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書4章15節】
4:15 イエスは、彼らの会堂で教え、みなの人にあがめられた。
◎ショートメッセージ
《『イエスは御霊の力を帯びてガリラヤに帰られた。すると、その評判が回り一帯に、くまなく広まった。(ルカの福音書4:14)』
まずイエス様は、ガリラヤにおけるユダヤ人の会堂において、いつものようにラビとして、聖書を朗読したり、あるいは教えられたのでした。
この時には、まだ故郷であるナザレには戻ってはおられず、ルカは、ヨルダンにおいてヨハネからバプテスマを受け、そしてガリラヤに戻るさいに、様々な病のいやしや悪霊を追い出され、そしてガリラヤに戻って来られたことを書いているのです。
では、どこの会堂で教えられたのでしょうか。それは、やはりカペナウムの会堂ではないでしょうか。
マタイによりますと、
『ヨハネが捕えられたと聞いてイエスは、ガリラヤへ立ちのかれた。そしてナザレを去って、カペナウムに来て住まわれた。ゼブルンとナフタリとの境にある、湖のほとりの町である。
これは、預言者イザヤを通して言われた事が、成就するためであった。すなわち、
「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」
この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
イエスがガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、ふたりの兄弟、ペテロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレをご覧になった。彼らは湖で網を打っていた。漁師だったからである。イエスは彼らに言われた。「わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。」彼らはすぐに網を捨てて従った。
そこからなお行かれると、イエスは、別のふたりの兄弟、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、父ゼベダイといっしょに舟の中で網を繕っているのをご覧になり、ふたりをお呼びになった。彼らはすぐに舟も父も残してイエスに従った。
イエスはガリラヤ全土を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。(マタイの福音書 4:12~4:23)』と、書かれています。
どうやらこの時に、イエス様はペテロとアンデレ、そしてゼベタイの子ヤコブとヨハネを召し出されたと思われます。
イエス様の教えには、まさしく「神の御子」としての権威があったのです。それゆえ悪霊どもは、イエス様が会堂に入って来られたさいに、「神の子よ。あなたは私たちに何をするのですか。」とわめき散らしたのです。
イエス様は、「黙れ。静まれ。」と言われ、悪霊どもがものを言うことを許されず、追い出されたのです。その御わざを見たユダヤの人々は、イエス様をあがめました。
この後イエス様は、「メシヤ」としての公生涯をスタートされてから、故郷であるナザレに、弟子たち数名を引き連れて、初めて戻ることになります。
おそらく主の母マリヤ、そして四人の弟たち、二人の妹たちも、いったい兄であるイエシュアーは、大工仕事をほったらかして、どこに行ってしまったのかと、心配していていて気を病んでいたことかと思われます。》