◇◆◇日々のみ言葉
2016年11月16日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書4章14節】
4:14 イエスは御霊の力を帯びてガリラヤに帰られた。すると、その評判が回り一帯に、くまなく広まった。
◎ショートメッセージ
《『聖霊様はなぜイエス様を、荒野に導かれたのでしょうか。
ヨハネからバプテスマを受けて、ヨルダンからイエス様は荒野に行かれました。
悪魔が御子イエス様と対決する為に、イエス様を荒野に追いやったとしたら、分かりやすいのですが、そうではなく聖霊様が荒野に導いたのです。
すると、そこで四十日間、悪魔の試み(誘惑)に会ったのです。その間何も食べず、その時が終わると、空腹を覚えられた、と書かれています。
イエス様は、最初から四十日四十夜の断食をする為に、荒野に行かれたのでしょうか。
どうやらそうではなく、悪魔の誘惑を受けた時から、断食して祈られ、戦われたと言うことの方が真実ではないでしょうか。
つまり断食する為に荒野に行かれたのではなく、誘惑との戦いによって、いつの間にか四十日四十夜の断食になってしまったと言う結果が書かれたのではないでしょうか。
そして定められた期間が終わると、肉体的にはかなり弱られたイエス様に、三つの最後の誘惑を仕掛けて来たと言うわけです。
もう一度言いますが、なぜ聖霊様がイエス様を荒野に導かれたのでしょうか。悪魔との戦い、つまり試みと誘惑が待っていることを知っておられたはずなのに。
使徒パウロも、復活の主イエス様と出会ったさい、三年間アラビヤに行ったことを、その手紙に書き表わしています。
『けれども、生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召してくださった方が、異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、私はすぐに、人には相談せず、先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。
それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。しかし、主の兄弟ヤコブは別として、ほかの使徒にはにも会いませんでした。(ガリラヤ人への手紙1:15~1:19)』
イエス様も、パウロも、公に宣教の働きをする為には、その準備期間とも言うべき時があったと言うことです。
そして勝利したさいに、聖霊様によって力が与えられ、大きなみ業を成し遂げて行くことが出来たのです。
さて、ルカは「すると、その評判が回り一帯に、くまなく広まった。」と書いています。
これは、ガリラヤに戻られてから、いよいよメシヤとしての徴である奇蹟を成し遂げ始められたことを意味しています。
主イエス様が成されたことは、あらゆる病のいやしと悪霊を追い出されたことです。》