• 日々のみ言葉 2016年11月27日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2016年11月27日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書4章28節~30節】
    4:28 これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、
    4:29立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘の崖のふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。
    4:30 しかしイエスは、彼らの真中を通り抜けて、行ってしまわれた。

    ◎ショートメッセージ
    《「この人は、ヨセフの子ではないか。」と彼らは顔を見合わせました。
     イエス様は、確かにまことの人であられました。しかしそれと同時に、神様でもあられたのです。イエス様と言う目に見える肉体の中に宿られていた霊なるお方こそ、創造主なる神様であられたのです。

     イエス様は、瞬時にして人の心が分かります。この時イエス様は、安息日の礼拝に集まっていた故郷ナザレの人々が、不信仰と不信感で満ちていることを見抜かれたのです。

    「きっとあなたがたは、『医者よ。自分を直せ。』というたとえを引いて、カペナウムで行なわれたと聞いていることを、あなたの郷里のここでもしてくれ、と言うでしょう。 まことに、あなたがたに告げます。預言者は誰でも、自分の郷里では歓迎されません。私が言うのは真実のことです。エリヤの時代に、三年六か月の間天が閉じて、全国に大ききんが起こったとき、イスラエルにもやもめは多くいたが、エリヤは誰のところにも遣わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女にだけ遣わされたのです。
     また、預言者エリシャのときに、イスラエルには、らい病人がたくさんいたが、そのうちの誰もきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめられました。」

     この後、会堂にいた故郷の人々は、イエス様に何をしたのでしょうか。イエス様を幼い頃から良く知っており、おそらく親しくしていた人々であったにもかかわらず、またそこには四人の弟たちがいたにもかかわらず、彼らはイエス様に何をしたのでしょうか。

    『これらのことを聞くと、会堂にいた人たちはみな、ひどく怒り、立ち上がってイエスを町の外に追い出し、町が立っていた丘の崖のふちまで連れて行き、そこから投げ落とそうとした。』

     何と、自分たちの身内同然の者であり、同郷の者であるイエス様を、外に追い出して、そして崖から突き落として殺そうとしたのです。

     信じられません。ルカが書き記したことは、本当の事なのでしょうか。この時四人の弟たちはどうしていたのでしょうか。
     良いですか。彼らは、この時にはもう子どもではありません。しかも彼らはイエス様と同じ屈強な大工であったはずです。腕っ節には自信があったはずです。

     本来ならば、長男であり、自分たちの家長である兄イエシュアーが、こんな目に合ったとしたら、彼らは仲介に入るか、あるいは、故郷の人々を止める行動をするはずです。しかし、そんなことは何一つ書かれてはいません。

     またカペナウムからついて来ていた六人の弟子たちは、どうしたのでしょうか。おそらくイエス様を守ろうとして、なんとか故郷の人々を押さえようとしたのですが、人数ではかなわず、逆に押さえつけられてしまったのかも知れません。彼らが見てる間に、あれよあれよと、イエス様は崖に追いやられてしまったのです。

     その時、彼らは不思議な光景を見ることになります。
    『しかしイエスは、彼らの真中を通り抜けて、行ってしまわれた。』

     この訳だと誤解を生じます。イエス様は、人々の間をなんとか抜け出したのではありません。御使いのように通り抜けられたのです。弟子たちは奇蹟を見たのです。》

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