• 日々のみ言葉 2017年1月24日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年1月24日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書6章29節】
    6:29「あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、主イエス様が、弟子たちに言われた教えについて学んで行きます。

     このイエス様のお言葉から「無抵抗主義」が出たとも考えられます。しかし、本当の意味は何なのか、考えて見ましょう。

     実際にイエス様は、大祭司の前にてこのように言われました。

    『そこで、大祭司はイエスに、弟子たちのこと、また、教えのことについて尋問した。 イエスは彼に答えられた。
    「私は世に向かって公然と話しました。私はユダヤ人がみな集まって来る会堂や宮で、いつも教えたのです。隠れて話したことは何もありません。なぜ、あなたは私に尋ねるのですか。私が人々に何を話したかは、私から聞いた人たちに尋ねなさい。彼らなら私が話した事がらを知っています。」
     イエスがこう言われたとき、そばに立っていた役人のひとりが、
    「大祭司にそのような答え方をするのか。」と言って、平手でイエスを打った。
     イエスは彼に答えられた。
    「もし私の言ったことが悪いなら、その悪い証拠を示しなさい。しかし、もし正しいなら、なぜ、私を打つのか。」(ヨハネの福音書18:19~18:23)』と。

     一見イエス様の言われたことは、教えられたことと矛盾があると思いますが、尾山令仁先生は、イエス様の地上生活を通して見ると、決して矛盾がないどころか、一貫していることが分かる、と言われています。

     シモン・ペテロは、このように証しています。
    『キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、おどすことをせず、正しくさばかれる方にお任せになりました。(第一ペテロの手紙2:22~2:23)』

     またイエス様は、十字架において上着を盗られただけでなく、下着をも盗られました。特に下着は、ローマ兵たちがくじを引いたのです。

    『さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」それは、「彼らは私の着物を分け合い、私の下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。(ヨハネの福音書19:23~19:24)』と、ヨハネが書き記している通りです。
     ヨハネはその現場にて、すべてを見ていました。
    「あなたの片方の頬を打つ者には、ほかの頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着も拒んではいけません。」

     イエス様が言われたことは、イエスご自身に成就したのです。》

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