◇◆◇日々のみ言葉
2017年2月2日(木)
◎聖書箇所 【ルカの福音書6章40節】
6:40「弟子は師以上には出られません。しかし十分訓練を受けた者はみな、自分の師ぐらいにはなるのです。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様が言われたことは、本当は考えられないようなことではないでしょうか。
この言葉を、イエス様は誰に言われているのでしょうか。そうです。いつもイエス様のすぐみ側にいた十二使徒たちへ。それだけではありません。その周りにいた、六十人以上の内弟子たちに。
いや、もしかしたら、主イエス様の教えを聞きに集まって来た人たちにも、語られているのです。
もちろん、新約時代に属している私たち、現在生かされている私たち。そうです。主イエス様を救い主として信じ受け入れ、このお方を主と告白する私たちにも語られています。
十二使徒たちにとって、あるいはパウロやバルナバにとって、師と仰ぐお方は、ただひとりのお方しかいません。
そのお方は、神の御子であられます。そのお方は、神様であられます。そのお方は創造主であられるのです。
イエス様は、十二使徒たちに、惜別のメッセージとしてこのように語られました。
『まことに、まことに、あなたがたに告げます。私を信じる者は、私の行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。私が父のもとに行くからです。また私は、あなたがたが私の名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。あなたがたが、私の名によって何かを私に求めるなら、私はそれをしましょう。(ヨハネの福音書14:12~14:14)』
イエス様が、「まことに、まことに、あなたがたに告げます。」と前置きされ、次に語られる言葉は、奥義であり、紛れもない真理を語られる時なのです。
そうであるとするならば、
「私を信じる者は、私の行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。」と、イエス様が言われたことは、真実であるはずです。
イエス様を信じる者は、イエス様がなされたわざを行ない、またイエス様がなされたわざよりもさらに大きなわざを行なう、と言われるのです。
多くの人々は、この言葉を信じることが出来ません。なぜなら、福音的教会では、「使徒の働き」の時代は終わったと信じているからです。
また奇蹟や預言や異言もすたれたと告白しています。それ以上のものが現われたからと言うのです。それは新約聖書が完成したからだと、説明するのです。
新約聖書には、奇蹟やいやしや悪霊の追い出し、預言と異言のことが明細に書かれてあるにも関わらず。
ただし誰にも出来るものではありません。なぜならイエス様は、条件があることを言われています。
それは「十分に訓練を受けた者」と言うことです。誰によってでしょうか。神学校でしょうか。大学や大学院でしょうか。
いいえ。神様から、イエス様から、十分に訓練(試練)を受けた者だけが、それが出来ると言うことです。
その弟子の一人になることを、願っているのは、私一人だけでしょうか。》