◇◆◇日々のみ言葉
2017年3月10日(金)
◎聖書箇所 【ルカの福音書7章33節~34節】
7:33 というわけは、バプテスマのヨハネが来て、パンも食べず、ぶどう酒も飲まずにいると、『あれは悪霊につかれている。』とあなたがたは言うし、
7:34 人の子が来て、食べもし、飲みもすると、『あれ見よ。食いしんぼうの大酒飲み、取税人や罪人の仲間だ。』と言うのです。
◎ショートメッセージ
《昨日に引き続き、イエス様がバプテスマのヨハネについて語られた言葉をさらに考えて行きます。
ここでイエス様は不思議なことを言われています。つまりバプテスマのヨハネと、イエス様のそれまでの食生活を話題としておられるのです。
御使いガブリエルは祭司ザカリヤに現われた時、生まれてくる男の子についてこのように預言しました。
『「こわがることはない。ザカリヤ。あなたの願いが聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。
彼は主の御前にすぐれた者となるからです。彼は、ぶどう酒も強い酒も飲まず、まだ母の胎内にあるときから聖霊に満たされ、そしてイスラエルの多くの子らを、彼らの神である主に立ち返らせます。
彼こそ、エリヤの霊と力で主の前ぶれをし、父たちの心を子どもたちに向けさせ、逆らう者を義人の心に立ち戻らせ、こうして、整えられた民を主のために用意するのです。」(ルカの福音書1:11~1:17)』と。
何とバプテスマのヨハネは、ぶどう酒(おそらく新しいぶどう酒)も強い酒(おそらく古いぶどう酒)も飲まないと言うのです。
またマルコの福音書によりますと、
『ヨハネは、ラクダの毛で織った物を着て、腰に皮の帯を締め、いなごと野蜜を食べていた。(マルコの福音書1:6)』とも書かれています。
まずその着ているものですが、それはエリヤと同じものでした。
第Ⅱ列王記によりますと、
『アハズヤは彼らに尋ねた。「あなたがたに会いに上って来て、そんなことをあなたがたに告げた者は、どんな様子をしていたか。」彼らが、「毛衣を着て、腰に皮帯を締めた人でした。」と答えると、アハズヤは、「それはティシュベ人エリヤだ。」と言った。(第Ⅱ列王記1:7~1:8)』
そしていなごとは「いなご豆」であり、野蜜とは「蜂蜜」のことを指します。これは当時の遊牧民の、普通の食べ物であったとのことです。
パリサイ人や律法学者たちはバプテスマのヨハネのことを、「あれは悪霊につかれている。」と言っていました。
これは許されない罪に値します。なぜなら御使いガブリエルは、はっきりとヨハネがエリサベツの胎内にある時から、聖霊に満たされていたことを語っているからです。
第三位格の神様であられる聖霊様を「悪魔」「悪霊」と呼び、侮辱することは永遠の罪に定められるのです。
明日は、同じ聖書箇所から、イエス様について考えたいと思います。》