• 日々のみ言葉 2017年3月29日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉
    ※明日から、筆者は熊本の友人の所へ、そして佐賀に行ってきます。よって3月29日(水)・3月30日(木)・3月31日(金)の「日々のみ言葉」は、3月28日(火)に掲載いたします。

    2017年3月29日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書8章9節】
    8:9 さて、弟子たちは、このたとえがどんな意味かをイエスに尋ねた。

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は、「天の御国」について、たとえを話されました。
    『「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると、人に踏みつけられ、空の鳥がそれを食べてしまった。
     また、別の種は岩の上に落ち、生え出たが、水分がなかったので、枯れてしまった。
     また、別の種はいばらの真中に落ちた。ところが、いばらも一緒に生え出て、それを押しふさいでしまった。
     また、別の種は良い地に落ち、生え出て、百倍の実を結んだ。聞く耳のある者は聞きなさい。」(マルコの福音書8:5~8:8)』

     さて十二使徒たちは、イエス様にこのたとえがどんな意味かを尋ねました。と言うことは、イエス様はこのたとえを話された後に、その解き明かしを群衆には語らなかったことが分かります。

     当然、弟子たちも主イエス様のお言葉を、少しももらざす真剣に聞き入っていましたから、何時イエス様が、解き明かしをされるのか、待っていたに違いありません。
     しかしイエス様は、その解き明かしもせずに、群衆を解散させてしまいました。それゆえ、弟子たちは、宿泊先に戻る道すがら、イエス様に尋ねたのです。

     マルコはこう書き記しています。
    『さて、イエスだけになったとき、いつもつき従っている人たちが、十二弟子とともに、これらのたとえのことを尋ねた。(マルコの福音書4:10)』

     またマタイは、弟子の言葉を掲載しています。
    『すると、弟子たちが近寄って来て、イエスに言った。「なぜ、彼らにたとえでお話しになったのですか。」(マタイの福音書13:10)』

     実は旧約聖書に、メシヤがたとえを用いて、真理を語られる預言が書かれています。

     詩篇78篇によりますと、
    『私の民よ。私の教えを耳に入れ、私の口の言葉に耳を傾けよ。
     私は、口を開いて、たとえ話を語り、昔からのなぞを物語ろう。
     それは、私たちが聞いて、知っていること、私たちの先祖が語ってくれたこと。
     それを私たちは彼らの子孫に隠さず、後の時代に語り告げよう。主への賛美と御力と、主の行なわれた奇しいわざとを。
     主はヤコブのうちにさとしを置き、みおしえをイスラエルのうちに定め、私たちの先祖たちに命じて、これをその子らに教えるようにされた。
     後の世代の者、生まれてくる子らが、これを知り、彼らが興り、これをその子らにまた語り告げるため、彼らが神に信頼し、神のみわざを忘れず、その仰せを守るためである。(詩篇78:1~78:7)』

     イエス様は、大切な真理とも言うべき「奥義」を、そして「天の御国」のことを、弟子たちに、そして群衆にも分かりやすい言葉を用いられて「たとえ」を語られたのです。

     しかし、言葉は易しくても、その内容は奥深く霊的であり、聖霊様の助けなくしては、その真意を理解することは出来ません。

     それゆえ、解き明かしが必要となるのです。イエス様がまだ十字架に掛けられる以前には、主ご自身が弟子たちに、その解き明かしをなされたのです。》

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