• 日々のみ言葉 2017年3月28日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年3月28日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書8章5節~8節】
    8:5「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると、人に踏みつけられ、空の鳥がそれを食べてしまった。
    8:6 また、別の種は岩の上に落ち、生え出たが、水分がなかったので、枯れてしまった。
    8:7 また、別の種はいばらの真中に落ちた。ところが、いばらもいっしょに生え出て、それを押しふさいでしまった。
    8:8また、別の種は良い地に落ち、生え出て、百倍の実を結んだ。」イエスは、これらのことを話しながら「聞く耳のある者は聞きなさい。」と叫ばれた。

    ◎ショートメッセージ
    《さて、大ぜいの人の群れが集まり、また方々の町からも人々が、イエス様の御もとにやって来たので、イエス様は、またいつものようにたとえを用いて話されました。

     これが有名な「種蒔く人のたとえ」なのです。
     群衆には、イエス様が何の話をしておられるか、ほとんど分かりませんでした。これはおもに十二使徒たちを含めた弟子たちの訓練の為に、語られたことなのです。

     この「種蒔く人のたとえ」は、ルカだけではなく、マタイとマルコにも平行記事として掲載されています。それゆえ、非常に大切な教えであることが分かります。

     マタイの福音書によりますと、
    『「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると鳥が来て食べてしまった。
     また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。しかし、日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。また、別の種はいばらの中に落ちたが、いばらが伸びて、ふさいでしまった。
     別の種は良い地に落ちて、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結んだ。耳のある者は聞きなさい。」(マタイの福音書13:3~13:9)』
    となっており、

     そしてマルコの福音書によりますと、
    『「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。
     蒔いているとき、種が道ばたに落ちた。すると、鳥が来て食べてしまった。
     また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。しかし日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。
     また、別の種がいばらの中に落ちた。ところが、いばらが伸びて、それをふさいでしまったので、実を結ばなかった。
     また、別の種が良い地に落ちた。すると芽ばえ、育って、実を結び、三十倍、六十倍、百倍になった。」そしてイエスは言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」(マルコの福音書4:3~4:9)』
    と書かれています。

     こうして三つの平行記事を並べてみますと、イエス様の話された内容が多少異なっていることが分かります。

     このたとえ話の後、すぐに弟子たちが、その内容について解き明かしを主イエス様に求めていますから、それぞれの福音書に書かれた状況は、同一場所、同一時刻であることに、ほぼ間違いないことです。
     いつもは弟子たちに何度も何度も繰り返し、イエス様は教えられましたが、このたとえ話と解き明かしは、この時、たった一回であったと考えられるのです。
     明日から、一つずつ詳しく学んで行きたいと思います。》

Comments are closed.