◇◆◇日々のみ言葉
2017年3月27日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章4節】
8:4 さて、大ぜいの人の群れが集まり、また方々の町からも人々がみもとにやって来たので、イエスはたとえを用いて話された。
◎ショートメッセージ
《イエス様のうわさを聞きつけて、大勢の人の群れが集まって来ました。またユダヤの方々の町からも人々がみもとにやって来たのです。
ここでイエス様は、いつもどのような働きをなされておられたのでしょうか。あらためて考えて見ることにしましょう。
まず必ず、ミニストリーはなされたはずです。
イエス様のミニストリーとは、悪霊を追い出し、そして病と様々なわずらいをいやすことにありました。
マタイは、カペナウムにあるシモン・ペテロとアンデレの家において、イエス様のなされた御わざについて、このように書き記しています。
『それから、イエスは、ペテロの家に来られて、ペテロのしゅうとめが熱病で床に着いているのをご覧になった。イエスが手にさわられると、熱がひき、彼女は起きてイエスをもてなした。夕方になると、人々は悪霊につかれた者を大ぜい、みもとに連れて来た。そこで、イエスはみことばをもって霊どもを追い出し、また病気の人々をみなお直しになった。(マタイの福音書8:14~8:16)』
ここでは、ペテロのしゅうとめの熱病が一瞬にしていやされ、また元気を取り戻した姿を見た人々が、急いで町に出て行き、夕方になると多くの問題のある人々をイエス様の御もとに連れて来たことが書かれています。
何と、イエス様は、みなお直しになられたのです。みなです。一人も残されることなく、全員の問題が解決されたのです。
しかし奇蹟を体験したとしても、それは救いには、直接に至らないのです。もしこの人たち全員が、イエス様を信じ、従ったとしたら、それこそ大群衆がすぐに形成されることになります。もちろんこの人々の中には、弟子となった者も、数少なくはなかったと思われます。
それだからこそ、イエス様は人々に教えをなされたのです。
何についてでしょうか。それは「神の国」についてです。特に神の国を教えるにあたって、神の国は、イエス様以外誰も見たこともなく、またこの世には存在しないものですから、イエス様は「たとえ話」を用いて群衆に教えられたのです。
そして「永遠のいのち」について教えられました。これこそが、私たちの「救いの希望」なのです。
次に「福音」についても教えられました。福音とは、「良き知らせ」と言う意味です。「グッドニュース」あるいは「喜びの訪れ」と、言うべきかも知れません。
それは、主イエス様を信じる者には、罪が赦され、永遠のいのちが与えられると言うことです。これこそが、魂の救いです。そして聖霊様によって、私たちは生まれ変わることが出来るのです。私たちの霊が新しく生かされるのです。
それだけではありません。イエス様は、「平和の王子」とも呼ばれるべきお方であり、私たちは、そのすぐ下に位置する、王子・王女に値する者なのです。》