• 日々のみ言葉 2017年4月10日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年4月10日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書8章20節~21節】
    8:20 それでイエスに、「あなたのおかあさんと兄弟たちが、あなたに会おうとして、外に立っています。」という知らせがあった。
    8:21 ところが、イエスは人々にこう答えられた。「私の母、私の兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は、群衆にたとえと教えを話されていました。そこに、母マリヤと弟たちと妹たちが、どうやらやって来たようなのです。しかし、群衆のためにそばへ近寄れなかったのです。

     その群衆の中に、イエス様の母マリヤと家族を知っている者がいたようです。と言うことは、故郷ナザレからも、イエス様の教えを聞きに来ていた人がいたかも知れません。

     イエス様は故郷ナザレでは歓迎されませんでした。

     マルコは、このように書き記しています。
    『イエスはそこを去って、郷里に行かれた。弟子たちもついて行った。安息日になったとき、会堂で教え始められた。それを聞いた多くの人々は驚いて言った。
     「この人は、こういうことをどこから得たのでしょう。この人に与えられた知恵や、この人の手で行なわれるこのような力あるわざは、いったい何でしょう。この人は大工ではありませんか。マリヤの子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではありませんか。その妹たちも、私たちとここに住んでいるではありませんか。」
     こうして彼らはイエスにつまずいた。
     イエスは彼らに言われた。
    「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、親族、家族の間だけです。」
    それで、そこでは何一つ力あるわざを行なうことができず、少数の病人に手を置いていやされただけであった。(マルコの福音書6:1~6:5)』

     しかし若干ですが、いやされた人が存在したのです。その人たちも故郷ナザレの人でしたが、信仰を持っていたことが分かります。そのいやされた人の中に、主の弟子になった人、あるいはその教えを聞きに来た人がいたかも知れないのです。

     それでイエス様に、「あなたのおかあさんと兄弟たちが、あなたに会おうとして、外に立っています。」という知らせがあったのです。

     するとイエス様は、
    「私の母、私の兄弟たちとは、神の言葉を聞いて行なう人たちです。」と、人々に答えられたのです。

     この言葉は、「イエス様は家族に対して何と冷たいのだろう。」と、誤解を招きやすいのですが、本当は、その真逆で、イエス様のお心の中には、自分を信じようとしない母マリヤと弟たちや妹たちへの、深い悲しみと愛と哀れみが込められているのです。

     確かにイエス様は、神様の御子ではあられますが、人として産みの親である母マリヤ。 間違いなく同じ母マリヤの血を引き継ぎ、イエス様が幼い頃から、次々にと家族に加えられて行った弟たちと妹たち。
     その誕生の時から知っておられる兄イエス様が、どうしてご自身の愛する者たちを見捨てることが出来るでしょうか。

     ゲッセネマの祈りは、残される愛する十二弟子たちや、ご自分に付いて来てくれた女性たちのためだけではなく、愛する実の家族のための取り成しの祈りであったと、私は思うのです。イエス様も「人の子」なのです。

     そしてこの言葉は預言でもあります。イエス様の復活後、母マリヤも弟たちや妹たちも、信じ救われ、まさしく霊によっても、本当の家族となるからです。ハレルヤ!》

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