• 日々のみ言葉 2017年5月8日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年5月8日(月)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書8章56節】
    8:56 両親がひどく驚いていると、イエスは、この出来事を誰にも話さないように命じられた。

    ◎ショートメッセージ
    《ヤイロの娘の生き返りの奇蹟について、何日にもかけて学んで来ましたが、いよいよ今日が最後となります。

     イエス様は、娘の手を取って、叫んで言われました。
    「タリタ、クミ。」
     すると、娘の霊が戻って、娘はただちに起き上がったのです。それでイエス様は、娘に食事をさせるように言いつけられたのです。

     マルコの福音書の平行記事では、
    『少女はすぐさま起き上がり、歩き始めた。十二歳にもなっていたからである。彼らはたちまち非常な驚きに包まれた。
     イエスは、このことを誰にも知らせないようにと、きびしくお命じになり、さらに、少女に食事をさせるように言われた。(マルコの福音書5:42~5:43)』
     と書かれており、

     またマタイの福音書によれば、
    『このうわさはその地方全体に広まった。(マタイの福音書9:26)』
     と、付け加えられています。

     まず驚いたのは、娘の両親であるヤイロとその妻、そして三人の弟子たちであることは言うまでもないことです。

     そして娘はすぐに歩き始めたと、ありますから、その生きている姿を見た、プロの泣き女や、笛吹き男たちは、非常に驚いたことと思います。
     それだけではありません。ヤイロに娘が死んだことを知らせに来た者や、僕たちも非常な驚きに包まれたはずです。

     それはなぜでしょうか。
     死んだら終わりであることが常識だからです。死からよみがえらせるお方が存在することなど、あり得るはずがないと思っているからです。

     これこそが人間の、いや私たちの理解、常識の限界なのです。しかし奇蹟は、常識の範囲ではなく、非常識、いや超自然の中で行なわれるのです。それを行なわれるお方は、ただ一人。主イエス様です。

     イエス様が最初に生き返らせたのは、間違いなく「ヤイロの娘」です。イエス様は、両親に、この出来事を誰にも話さないように命じられましたが、このうわさはその地方全体に、瞬く間に広まってしまいました。
     誰が言い広めたのでしょうか。まず泣き女たちや、笛吹く者たちであることが、真っ先に思い当たります。
     そして、その時、その現場にいた大勢の人々であったに違いありません。なぜなら、死んだはずの娘が生き返って歩いているからです。その歩く姿、そして食事をする姿を、自分の目で見たからです。事実、真実をどうして否定できるでしょうか。

     このうわさはやがて、カペナウムに住む王室の役人の耳にも届いたと、私は思うのです。》

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