◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月12日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章18節】
10:18イエスは言われた。「私が見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。」
◎ショートメッセージ
《さて、十二使徒とは別に、主イエス様が遣わされた七十人が喜んで帰って来て、報告しました。「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」
するとイエス様は言われたのです。
「私が見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。」
これは、どのようなことなのか、考えて見たいと思います。
まず「サタン」とは、悪魔を指し示します。彼は、「悪」を表わす抽象的な存在ではありません。一つの人格を持った存在なのです。「サタン」とは、「告発する者」と言う意味です。
彼は、もとは「御使い」でした。しかも何百万以上存在する御使い、すなわち天使の天使長であったのです。名前を「ルシファー」と言います。御使いは、ルシファーを頂点として、すぐ下の地位に位置していた、同じく天使長の二人の御使い、ミカエルとガブリエルのもとに、すべての御使いが配属されていたのです。
もう誰もが知っている通り、ルシファーは、自分が神になろうとして、野心を抱き、創造主なる三位一体の神様に反抗し、御使いの三分の一の数の天使を欺き従え、堕落して地上にやって来たのです。
悪魔、悪霊とは、もとはと言えば御使い、すなわち天使であった存在です。
イエス様が言われたことは、預言です。実は、まだ悪魔は、神様のおられる天と地とを行き来することが出来るのです。また、「いなずまのように天から落ちる」のは、まだ先のこと、すなわち終わりの時代に起きることなのです。
ヨハネの黙示録によりますと、
『さて、天に戦いが起こって、ミカエルと彼の使いたちは、竜と戦った。それで、竜とその使いたちは応戦したが、勝つことができず、天にはもはや彼らのいる場所がなくなった。
こうして、この巨大な竜、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれて、全世界を惑わす、あの古い蛇は投げ落とされた。彼は地上に投げ落とされ、彼の使いどもも彼とともに投げ落とされた。そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。(ヨハネの黙示録12:7~12:10)』と書かれてあります。
これが何時起きるのかと言いますと、大艱難時代の直前だと思われます。この預言の成就の後、反キリストが出現することになるのです。》