◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月11日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章17節】
10:17 さて、七十人が喜んで帰って来て、こう言った。「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様は、十二使徒とは別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先に遣わされました。
そして何日かして、彼ら七十人の弟子たちが喜んで、帰って来て報告したのです。
と言うことは、彼らが遣わされる期間が定められており、また戻って来る日と、その場所も、旅立つ時に、すでに決められていたことは間違いありません。もしかしたら、イエス様は、七十人を遣わされた場所から、動かなかったかも知れません。
ところで、この時、十二使徒はどうしていたのでしょうか。十二使徒の働きは、主イエス様と行動を共にするだけでなく、イエス様を守ることもその働きの一つであったと思われます。
なぜなら、この頃には、パリサイ派の人や律法学者たち、そしてユダヤ最高議会サンヘドリン議員の主立った者たちは、イエス様を密かに葬り去ろうとしていたからです。
イエス様を一人にしておくことは、危険を生み出しかねません。それゆえ十二使徒たちは、イエス様から片時も離れなかったと思われるのです。
もしかしたら、イエス様の十二使徒に対する配慮であったかも知れません。なぜなら、彼らは、もうずーっと休みを取っていないからです。十二使徒に、しばらくの間、静まる時間を与えられたのではないでしょうか。これから、いよいよ弟子訓練の後半に入って行くからです。
「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」
この体験は、七十人の弟子たちが、初めて味わったものでした。
この証言から、彼らが悪霊を追い出す時は、『主イエスの御名によって』追い出していることが明白です。
よって、この「権威」の源は、その人自身ではなく、主イエス様の御名にあることが分かります。
この事をイエス様は、十二使徒たちに分かりやすく教えています。
『「まことに、まことに、あなたがたに告げます。私を信じる者は、私の行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。私が父のもとに行くからです。 また私は、あなたがたが私の名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。あなたがたが、私の名によって何かを私に求めるなら、私はそれをしましょう。』(ヨハネの福音書14:12~14:14)』と書かれてあります。
この権威は、七十人だけでく、十二使徒だけでなく、今生きている私たちにも与えられている権威でもあるのです。》