◇◆◇日々のみ言葉
2017年8月16日(水)
◎聖書箇所 【ルカの福音書11章24節~26節】
11:24「汚れた霊が人から出て行って、水のない所をさまよいながら、休み場を捜します。一つも見つからないので、『出て来た自分の家に帰ろう。』と言います。
11:25 帰って見ると、家は、掃除をしてきちんとかたづいていました。
11:26そこで、出かけて行って、自分よりも悪いほかの霊を七つ連れて来て、みなはいり込んでそこに住みつくのです。そうなると、その人の後の状態は、初めよりもさらに悪くなります。」
◎ショートメッセージ
《ここでイエス様は、大切な真理を教えておられます。
「汚れた霊」とは悪霊のことです。
イエス様は、悪霊に取り憑かれた多くの人々を解放されました。その人の中に入っていた悪霊どもを追い出されたのです。
イエス様の命令によって、あるいは使徒たちが、主イエス様の御名の権威によって悪霊どもに命じると、悪霊どもは従うしかありません。彼らは出て行ったのです。
まず、悪霊はなぜその人の中に入ったのか考えて見ましょう。それは、その人の心の中に悪霊どもを引き寄せる餌があったからです。ゴキブリが生ゴミに惹かれて来るように、悪霊どもも、大好物な餌があると寄って来て、その人の心の中に住み込むことになるのです。
その餌とは、具体的に言いますと、欲望、罪、お金、悪い行ない、悪い思い、妬み、怒り、むさぼりと言ったものなのです。その人の心の中に、そのような物が一杯あったとしたら、悪霊どもは喜んでそこに住み着くのです。
さてイエス様によって、悪霊どもは、その人から出て行きました。すると、その人の心は、掃除がされ、きちんと片付いたのです。ゴミは何一つありません。
しかしそれなのに、かつてそこに住んでいた悪霊どもが、自分よりも悪い他の霊を七つ連れて来て、みな入いり込んでそこに住みつくことになると、イエス様は言われるのです。
ここに大切な真理が二つあります。
一つは、悪霊は必ず戻って来ると言うことです。
そしてもう一つは、悪霊が出て行ったあと、その部屋に新しい住人を迎え入れなければならないと言うことです。もしそこに新しい住人が住んでいたとしたら、いくら悪霊どもが束を連ねて戻ろうとしても、すでに新しい住人が既得権を持っていますので、そこに入り込むことは出来ないのです。
それでは、新しい住人に、誰を迎えるのが良いのでしょうか。それはただひとりのお方しかいないのです。
それは「聖霊様」です。このお方は、悪霊の反意語としての善い霊、もしくは清い霊と誤解し易いのですが、このお方は神様の第三位格であられる創造主なのです。
つまり聖霊様に満たされた心には、悪霊は二度と取り憑くことは出来ないことを意味します。
聖霊様を求めましょう。聖霊様のご臨在と満たしとを、常に求め、祈り続けましょう。》